私たち父子の合言葉 – 懸賞エッセー入選作品
テーマ ひのきしんに生きる 田中一慶 35歳・美濃福富分教会長後継者・岐阜市 生まれ育った教会は山や川、田畑に囲まれた自然豊かな場所にある。地域住民のつながりが強く、農事に関する行事も多い。この土地で・・・
テーマ ひのきしんに生きる 田中一慶 35歳・美濃福富分教会長後継者・岐阜市 生まれ育った教会は山や川、田畑に囲まれた自然豊かな場所にある。地域住民のつながりが強く、農事に関する行事も多い。この土地で・・・
4月25日、4都府県に「緊急事態宣言」が発出されたことで厳しいゴールデンウイークとなった。前回の宣言解除から1カ月余りしか過ぎていない中で、政府が再び苦渋の決断をした背景には、感染力の強いコロナ変異株・・・
第948期ベンジャミン高橋ヨルゲンセンさん23歳・名古屋市・名輝心分教会所属 ノルウェー人の私が天理教を知ったのは、昨年10月に結婚した妻との出会いがきっかけだった。ノルウェーの大学で知り合い、彼女の・・・
いまゝでもどのよなみちもあるけれど月日をしへん事わないぞや 「おふでさき」十号42 先週末、昔の写真を整理しました。 数十年前、エジプトで留学生活を送っていたときに撮った数千枚の写真の中に、ある年の5・・・
Q. 小学1年生の娘は、自分の思い通りにならないことがあると、すぐに泣きわめきます。どれだけ言い聞かせても泣きやまないので、近ごろは娘の思い通りにさせることが多くなりました。このままでは、将来わがまま・・・
神実様をお祀りしているようぼく家庭では、毎月「講社祭」が勤められる。これは、家族がそろっておつとめを勤めることはもとより、お道の教えについて話を聞くことで、心の成人を図る機会ともなる。このシリーズ企画・・・
作/片山恭一 画/リン ハハが言うには、カンは「本の虫」なのだそうだ。あの子の興味が、虫から本に移っているのはたしかである。いまはクモやトカゲを観察するかわりに本ばかり読んでいる。ツツの報告によれば、・・・
金山元春天理大学教授・本部直属淀分教会淀高知布教所長 「障害者・障害児」という言葉があります。「障害」とは個人に帰属されるもの(個人が「障害」を持っている)と捉えられがちですが、現在の国際的な共通認識・・・
奥村勇弥(24歳・奈良県広陵町) 3年前、天理教校本科実践課程に在学中、当時の主任先生からタイ出張所での青年勤めを勧められた。海外派遣に興味があった私は卒業後、タイへ。当時の自分にとって、慣れない土地・・・
モノクロームの教史の1シーンが、AIによって今によみがえる。その彩色された世界から見えてくるものは――。 およそ90年前の昭和7(1932)年5月18日、初の「ひのきしんデー」が全国一斉に実施された。・・・
Q. 恋愛や結婚に全く興味がありません。昨年、姉が結婚し、親戚からは「次は君の番だ」と思われているようですが、私自身は全く考えていません。一生結婚しなくてもいいと思う半面、長男なので、親のことを考えて・・・
苦労は楽しみの種。どうでもこうでも楽しみ働けば、これ種と成る。 「おさしづ」明治33年12月22日 24年前、妻はお道とは全く縁のないところから教会へ嫁いできました。大教会長様のお話を受け、結婚と同時・・・
おやさまに導かれた女性 増井りん(上)はこちら こんにち、『稿本天理教教祖伝』において、教祖の「ひながた」は明らかにされています。 もう少し具体的に、ということになりますと、教祖に導かれた道の先人の姿・・・
元渕 舞ボロメーオ弦楽四重奏団ヴィオラ奏者・ニューイングランド音楽院教授 頭の中の音 「最近、聴いている曲は何ですか?」と、よく聞かれる。曖昧に答えることもあるが、本当の答えは「何も聴かないようにして・・・
増尾成江(69歳・大阪市) 40年前のある日、「突発性難聴」を発症。片耳の聴力を失い、もう片方もほとんど聞こえなくなるという大きな節に直面しました。当時、3歳の長男を育てるなか、目の前が真っ暗になった・・・
作/片山恭一 画/リン サユリさんは子どものころからピアニストになるのが夢だった。小学校に上がる前から音楽教室に通い、毎日何時間も練習した。音楽専門の大学に入り、留学までした。ウィーンという街に住む有・・・
昨年出直した父へ 古川ゆかり(54歳・錦縣分教会教人・神戸市) 尊敬する父が出直して、1年が経ちました。まだまだ実感はありませんが、お礼の気持ちを伝えたくて、筆を執りました。 ◇ 4人きょうだいの中で・・・
新型コロナウイルスの流行が長期化するなか、孤独問題が深刻化しているという。今年、孤独・孤立対策担当大臣が新設されたとの報道もあった。本来、孤独は主観的な感情であり、その感覚は人によって異なるものだ。こ・・・
四ッ よくをわすれてひのきしん これがだいゝちこえとなる 「みかぐらうた」十一下り目 春の陽気に誘われ、家族で庭木の植え替えを行いました。スコップを手に体を動かしていると、額にうっすらと汗が浮かんでき・・・
日本屈指の桜の名所・弘前城。満開の時期には、こぼれんばかりの花びらが幾重にも折り重なり、花が散り始めると、まるで桜の絨毯のように「花筏」が濠を埋め尽くす。その美しさは、一度目にしたら忘れられないほどに・・・