時報俳壇(2025年6月4日号)– ふじもとよしこ選
天理時報開けば桜満開に尼崎市 前田禎子 バスよ来い春よ来いとて歌ひ出す東京都 吉田柳哲 やせ牛の谷を登るや牧開き愛媛県 中山富貴 ぢばの宵はえでづとめや月おぼろ和歌山市 西澤喜久治 信じきる事のよろこ・・・
天理時報開けば桜満開に尼崎市 前田禎子 バスよ来い春よ来いとて歌ひ出す東京都 吉田柳哲 やせ牛の谷を登るや牧開き愛媛県 中山富貴 ぢばの宵はえでづとめや月おぼろ和歌山市 西澤喜久治 信じきる事のよろこ・・・
藤井光子(86歳・広島県福山市) 『天理時報』4月9日号に目を通していたときのこと。2面の「おやのこころ・おやのことば」欄の「だん/\とこどものしゆせまちかねる 神のをもわくこればかりなり」(おふでさ・・・
キッチンの上の棚から物を取ろうとして「わっ」。重ねてあるボウルやザルがぐらりと傾く。落ちてきたら顔面を直撃する。とっさにのけ反り、両手をバレーボールのトスのように構えて目を閉じる。周囲の床にボウル類の・・・
新緑の季節です。昨日まで全く変化のなかった木の枝に、たくさんの新芽が吹きだしています。 瑞々しい青葉の若草色には、時節の到来を待っていた生命の息吹と新しい季節の始まりを強く感じます。正月や入学式のよう・・・
七ッ なんでもなんぎハさゝぬぞへ たすけいちじよのこのところ 「みかぐらうた」五下り目 4月に開催された婦人会第107回総会。大勢の会員でにぎわう本部神苑に、杖を手にした筆者の2歳下の妹の姿もあり・・・
毎年5月1日には世界各地でメーデー(May day)と呼ばれる、労働者の祭典が催されている。これは1886年5月1日、アメリカ・シカゴで労働環境の改善を求めて労働者がストライキを起こしたことが始まりと・・・
Q. 5年前に結婚。二人の子供を授かり、現在は道専務です。ところが最近、妻が「働いてほしい」と言いだしました。貯蓄が少なく、将来が不安とのことです。しかし、私は夫婦で御用に専念したいと思っています。ど・・・
「ひのきしんデー」参加者の声 教祖140年祭活動は、いまが本番――。三年千日の3年目も4カ月余りが経過するなか、各地の教友たちは、教祖の思召に心を合わせて教えの実践に励み、少しでも成人した姿を目指そう・・・
第994期土生みなみさん24歳・天理市・明星分教会所属 教会長子弟として生まれた私は、天理教校学園高校(当時)を卒業後、白梅寮で学び、天理幼稚園での勤務を経て、和歌山県内の幼稚園で勤めました。 そんな・・・
「そさう(粗相)は時の表裏で、神様のなさる事と思へば、腹は立ちやせん」 『正文遺韻抄』 お道の先人が記した言葉です。簡素な言い回しの中に、豊かな信仰の息吹を感じます。 粗相。それは、生活の中でふいに起・・・
江戸時代から明治時代中ごろにかけて、綿作が盛んだった奈良盆地。20年近く綿の自家栽培に取り組む筆者が、季節を追って、種蒔きから収穫・加工に至るまでの各工程を紹介する。 いよいよ綿作りのシーズンの幕開け・・・
Q. これまで仕事に打ち込み、独身のまま40代になりました。近ごろ、職場の後輩の結婚や子育ての話を耳にしても素直に喜べず、嫉妬してしまいます。若い人の姿が眩しく見えてつらい感情を、どう受けとめたらいい・・・
分からん子供が分からんのやない。親の教が届かんのや。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』196「子供の成人」 車を走らせていると、ラジオから「鼓ヶ滝」という落語の演目が流れてきました。主人公である歌人はこの滝・・・
私が関わる蓄電池の技術開発において、いま大きな問題となっているのが「バッテリー人材」の大幅な不足です。バッテリー人材とは、電池自動車などに使われる蓄電池の研究開発や製造に関わる人のことです。電池関連産・・・
教祖140年祭活動も大詰めを迎えるなか、5月の親里は多くの団参が組まれており、別席場はいつも以上に賑わいを見せている。ここで別席のお話について少し振り返りたい。 「おさづけ」の理は、一人ひとりの心に頂・・・
「トランプ関税」の嵐が世界中で吹き荒れ、長い国境を接するカナダ、メキシコとの関係が冷え込み、冷戦期を通じて盟友だった日本や西欧の間にも亀裂が拡がりつつある。気がついてみれば“トランプの米国”に寄り添う・・・
Q. 中学生の息子は、幼いころから女の子と一緒に遊ぶことが好きでした。先日、姉の化粧品をこっそり使って、化粧をしているところを見てしまいました。息子の将来を思うと心配です。やめさせるべきでしょうか。(・・・
明治時代の政治家たちは、よく手紙を書いた。書翰をとおして、たがいに連絡しあっている。だが、大正昭和初期になると、その数はへっていく。原因は電話の普及にある。たいていの通知は、受話器をとおしたやりとりで・・・
いまゝでハやまいとゆへばいしやくするりみなしんバいをしたるなれども 「おふでさき」六号 105 新年度に入り1カ月が経ちました。街では、真新しいスーツや制服に身を包んで歩く新社会人、新1年生の初々しい・・・
お米の価格高騰が続き、「令和の米騒動」として広く関心を集めている。その要因は、あるシンクタンクの分析によれば、長年にわたる減反政策、気候変動や自然災害の頻発、そして農業従事者の高齢化による労働力不足が・・・