天理時報2024年7月3日号2面
【薄曇りの空のもと – 立教187年6月月次祭】参拝者たちは、心一つに「みかぐらうた」を唱和した(6月26日)教会本部の6月月次祭は26日、中山大亮様祭主のもと、本部神殿で執り行われた。大亮様は祭文の中で、限りなく深い親心と尽きせぬご守護のまにまに、幾重の道すがらも成人の歩み恙なくお連れ通りくださる親神様のご慈愛に御礼申し上げたうえで、「私どもをはじめ教会長、ようぼく一同は、三年千日後半をこれまでの歩みに拍車を掛け、それぞれの持ち場立場の自覚のもと、一手一つにたすけ一条の御用をひながた通り真剣に実践し、成人の足取りを進め、教祖の親心にお応えさせていただく決心でございます」と奏上された。この後、かぐら・てをどりが陽気に勤められた。空一面が薄い雲に覆われたこの日の親里。時折、雲間から日が差し込むなか、参拝者は心一つに「みかぐらうた」を唱和した。おつとめの後、髙井久太郎本部員が神殿講話に立った。髙井本部員は講話の中で、「伝える」ことの大切さについて話を進めた。その中で、たとえ一個の物でも、その由来を知らなければ、大切と見るその定義に違いが生じるとして、「毎日手に取る『おふでさき』も、願い出て頂戴する『証拠守り』も、その奥に流れるをやの御心が正しく伝わっていることが重要」と指摘。この道は代を重ねてたすけていただける道であり、「親から子、子から孫へと御教えを伝えるという行為で、そのバトンが引き渡される」として、それは「受け継いだ以上、自ずと受け渡す義務がある」という自覚の大きさで決まると話した。そのうえで、教祖140年祭活動が折り返しを迎えたことにふれ、教祖年祭は教祖が望まれることを行動に示す旬であると強調。全教が足並みを揃えるために「諭達第四号」が発布されているとして、「一言一句に心を向け、互いの心を振り返って太い芯を据え直し、力強く拍車を掛けて進ませていただこう」と呼びかけた。, 【心を澄ますヒント – おやのことば・おやのこころ】だん/\と心しづめてしやんするすんだる水とかハりくるぞや「おふでさき」二号26アジサイ早まる日の出に夏の気配を感じていたら、思い出したかのように梅雨入りです。近畿地方では昨年より3週間ほど遅れた一方、6~7月の雨量は平年並みと予測されていて、集中豪雨が気がかりです。「雨も尊いご守護」と頭では分かっていても、天気予報に青い傘マークが並べば心配が先立ちます。小雨ならまだしも、本降りや豪雨ともなれば、徒歩や自転車では出かけづらく、予定の変更を迫られるケースも出てきます。大なり小なり、私たちは目標と計画を定めることで前へ進んでいます。ところが、大雨が降るかのように、トラブルや身上・事情によって思い通りに事が運ばないとき、心はつい濁りがちになってしまいます。そんなとき、土砂降りの雨に打たれ、傘を両手で必死に支えながらでは、心を静めることはできません。小さな軒下にたどり着いたとき、また少し小降りになってきたとき、ようやく落ち着いて思案する余裕が生まれるでしょう。心を澄ますヒントは、いつも教祖のお言葉やご行動の中にあります。思えば多くの先人たちは、初めて聞く教えの理に感銘を受け、心を入れ替えることでご守護を頂かれました。教えに照らして「なるほど」と気づき、胸の内を掃除していくことが真にたすかる第一歩なのです。さて、当分は雨模様です。たまにはゆっくりとお道のテキストに親しみつつ、雨音をBGMとして楽しむ余裕を持ちたいものです。(大塚), 【教えを味わう親里の風物詩 – 本部「田植え」】恒例の本部「田植え」は6月21日、天理高校農事部の杣之内農場で行われた。初夏の親里の風物詩となっているこの行事は、「おふでさき」などの原典に見られる、農事にたとえて説かれた教理の内容を、実際に体験して深く味わおうという中山正善・二代真柱様の思いから始まったもの。昭和12年から80年以上にわたり、今日まで連綿と受け継がれている。未明から大雨に見舞われたこの日。例年よりも開始時間を1時間遅らせ、雨がやんでから行われた。午前11時すぎ、真柱様ご家族が農場にご到着。真柱様が水田の近くでご覧になるなか、はるえ様と大亮様ご夫妻は、本部在籍者、天理高校職員、農事部の生徒ら約160人と共に、素足で水田に入られた。雲の合間から穏やかな陽光が差し込むなか、苗の束を手に一列に並んだ一同は、農事部生のかけ声を合図に、筋縄に結ばれた目印に沿って3本ずつ丁寧に植えつけていく。泥に足を取られないよう注意しながら、30分ほどで約4万5000本の苗を約15㌃の水田に植えつけた。この苗は、4月16日の「はえでづとめ」で、かんろだいに供えられた種もみから育てたもの。今後は秋の収穫まで、農事部の生徒たちが除草や水量調節などの丹精に当たる。◇田植えの後、真柱様ご家族は、水田に隣接するビニールハウスで、スイカやトマトを手ずから収穫された。恒例の本部「田植え」が行われ、約4万5千本の苗が植えられた(6月21日、杣之内農場で)