天理時報2024年6月5日号6面
【親心を感じ教えを生かして自ら育ち、育てる心を培う – 「みちのだいおはなし会」婦人会】5月26日午後に行われた「みちのだいおはなし会」には、568人の会員が参集した(東講堂で)婦人会は今年も「みちのだいおはなし会」を実施している。これは、教祖140年祭に向けて、教祖の親心を感じ、教えを日々に生かしながら自ら育ち、周りを育てる心を培うことを目的として、幅広い会員を対象に開催しているもの。今年の第1回は5月26日午後、東講堂で開かれ、568人が参加した。当日はまず、吉福はる乃・東神田支部西鎮委員部会員が「おやの思いを求めて」と題して登壇した。吉福さんはまず、身上をきっかけに自ら信仰を求めるようになった経緯を踏まえ、もし身上を見せられた経験がなければ、親神様のご守護や親々の信仰への感謝の心を持てなかったとして、「親神様が一番いいように私に与えてくださったのだと思えた」と話した。また、人間を少しでも成人させてやりたいとの親神様の思召に気づけたとき、心から喜ぶことができるとして、「これからも、をやの思いを求めて、先を楽しみに、両親や周りの方々、親神様・教祖に喜んでもらえるよう通りたい」と決意を述べた。続いて、岩田喜美代・鷄林支部長が「素直は神が好く」と題して感話した。岩田さんは、自身が事情の治まりをご守護いただいた経験にふれたうえで、子供のころ母親から聞かされた「素直は神が好く」という言葉が、前を向く原動力になったと話した。そして、婦人会総会への参加呼びかけを通じて、人間思案を捨てることの大切さを感じたとして、「をやの声を聞いて素直に通ることで、有り難い姿を見せていただく」と話した。最後に、岩田さんは「進んで教えを学び、教えていただいたことを素直に実行して、三年千日の道を心勇んで通りきりたい」と話した。◇次回は6月26日午後1時、陽気ホールで行われる。「みちのだいおはなし会」の様子を視聴できます。https://youtu.be/txe6JgkGZJE?rel=0, 【十全であるということ – 成人へのビジョン25】「健康」とはどういう状態を指すのでしょう。こう聞かれると案外、困ってしまいます。研修医が同じ質問を受けたところ、みんなしどろもどろだったそうです。回答の多くは「病気ではないこと」「ケガがないこと」「検査数値に異常がないこと」だったといいます。「○○ではないこと」、つまり誰も「健康そのもの」については答えられなかったのです。不健康でないことが健康である。もしそうなら、健康とは「不健康がなければ存在しない」ということになります。誰もが求めてやまない健康が、これほど曖昧なものだとしたら驚きです。人は不健康な状態にあるとき、顔色や呼吸、動きから、すぐにそれと知れます。けれども人が健康であるとき、特に目を引く兆候はありません。むしろ本人も周囲も極めて自然な感じを抱くものです。健康は絶え間なく「ある」ことで、「ない」も同然に思えてしまうのです。空気に満たされた地球で無意識に呼吸し続ける私たちが、その存在を意識することがめったにないように、人は健康のただなかにありながら、それを感じ取ることは、とても苦手なのです。私の恩師は晩年、半身不随の身でした。その恩師が全身麻痺の方との交流を通じて感じたことを話してくれました。「もしもその方が、指一本ぴくりとでも動いたら、泣き叫んで喜んだと思うんです。そのご守護をいま、私も皆さんももらっている。それなのに喜びが湧いてこないというのは、どういうわけでしょう」神殿掃除のさなか、よくこの言葉を思い出します。「先生が、どれほど願ってもできなかったことを私はさせてもらっている」。そう思うと、箒で畳を掃くのも、布巾でお社を拭くのも、神前で手を合わすことも、その一つひとつに静かな喜びが生まれます。イラスト・かにたづこもしかしたら、私たちは不感症なのかもしれません。というより、それが正常なのかもしれない。意識にのぼらないほど、十全(少しも欠けた所がなく、すべて完全)に与えられている。私たちがその守護を余すことなく感受したならば、それこそ「泣き叫んで喜んで」しまうかもしれません。でも恩師の言葉は告げています。私たちは、それほどのものを日々、親神様から頂いているんだよ、と。, 【重い障害のある子供を伴い家族でおぢば帰り – 甲京分教会】“家族参加型”の交流企画京都市の甲京分教会は5月11、12の両日、「天理キャンプ」と銘打ち、重度の障害のある子供とその家族計44人と共におぢばへ帰った。この団参は、肢体不自由児と当事者家族の“家族参加型”の交流イベントとして、辻真一会長(57歳)と治美夫人(54歳)が企画したもの。辻会長は9年前、三男・道都君(13歳)が通う肢体不自由児の保育施設で、その父親から成る交流会「おやじの会」を設立。教会で家族ぐるみの交流を深め、7年前から団参を継続してきた。初日、本部神殿西礼拝場で参拝した一行は、教祖殿へ移動し、辻会長夫妻と教友が子供たちにおさづけを取り次いだ。この後、甲賀詰所で射的などのお楽しみ行事が催され、楽しいひと時を過ごした。辻会長は「おぢば帰りによって、参加者に教祖の温もりを感じてもらえたのではと思う。これからも“天理キャンプ”の活動を通じて、多くの人をおぢばにお連れしたい」と語った。