天理時報2024年6月5日号3面
【浪人中に同級生のSNSを見て落ち込む – 人生相談】Q. 大学受験に失敗し、浪人生活を送っています。ただでさえ不安を感じるなか、SNSには同級生たちが大学生活を謳歌する姿が……。友人関係を壊したくないので「いいね」やコメントを付けるのですが、そのたびに落ち込みます。(10代女性)A. 人の幸不幸感は、基準をどこに置くかによって変わってきます。多くの同級生や友達を「普通」という基準にすると、不幸せな自分しか見えません。また、これまでの友達を失ってはならないと思うと、常につながっていなければならず、気が休まりません。しかし、生涯付き合うのは自分自身だけですから、あなた自身、それも未来のあなたを基準にしてはどうでしょうか。あなたはどんな大人になりたいのか、ご自分の未来を想像してみてください。未来が想像できなければ、尊敬する人を見つけてモデルにしましょう。目標を持っている人は周囲に振り回されないものです。目標に向かって、いま何をすべきか、常に優先順位を考えて行動しているからです。ただし、大きな目標はなかなか達成感が得られないので、その前に小さな目標をいくつか設けて、一つずつこなし、成功体験を増やしましょう。たとえ達成できなくても、自分が努力したプロセスは自信になるはずです。浪人生活という経験は、同級生にはない、あなた自身のもの。将来振り返ってみて、「あのときはつらかったけれど、あの経験があったからこそ今の私がある」と言えるような通り方を、ぜひともなさってください。回答者:古市俊郎(福之泉分教会長・公認心理師), 【「JR団参券」磁気化に伴う注意事項 – 輸送部】既報の通り、「天理教おぢばがえり団参券」(JR団参券)の磁気化に伴い、一部のタイプを除いて、団参券で自動改札機を通過できるようになる。磁気の団参券は、JTB天理営業所などで7月1日から発売。磁気化による主な変更点は以下の通り。●利用区間の変更これまで各地の駅から天理駅まで一律に利用可能区間としていたが、今後、各駅からの利用区間が「京都市内」「大阪市内」(一部コースは京都駅・天理駅発着)のいずれかとなる。利用可能な区間を越えて天理駅まで乗車した場合、天理駅で乗り越し清算を行う必要がある。なお、途中下車可能駅以外で出場すると団参券は無効となり、残存区間分の返金も不可となる。近鉄団参券を利用する場合は、輸送部販売所で翌月分まで購入できる。●移動方向が限定される従来の団参券では、区間内の移動方向の指定がなされていないが、7月1日以降は移動方向別に購入することになる(往復する際は「往路」1枚、「復路」1枚)。購入後の移動方向の変更は不可で、団参券の払い戻しは従来通りできない。団参券購入に必要な「JR団参券発売依頼書」は、現行のものを引き続き利用できる。大人と小人で設定が異なるため、大人1人と小人1人が往復する際は、計4枚の発売依頼書が要る。なお、7月1日以降も、6月末日までに購入した団参券は有効期限まで利用できる。また、新幹線の乗車券のみの団参券は、自動改札機を通過できないため、別途購入した特急券とともに駅係員に提示する必要がある。「天理教おぢばがえり団参券コース一覧表」を6月初旬に天理教ホームページにアップする予定。問い合わせは、輸送部輸送一課まで。TEL:0743‐62‐0325, 【オーロラの根源を尋ねると – 視点】筆者は一度だけオーロラを見たことがある。成田空港からアメリカ・シカゴ経由でアトランタへ向かう深夜のアラスカ上空でのこと。真っ暗な機内で読書灯を点けて文庫本を読んでいると、CAが小声で「いま、オーロラが出ていますよ」と教えてくれた。窓のシェードを開けて外を覗くと、確かに見事なオーロラが夜空を飾っている。飛行機とほぼ同じ高さで、緑色の巨大なベールがゆっくり棚引いていた。なんという美しさであろうか。あまりに神秘的な光景が忘れられない。さて、この5月に世界各地でオーロラが観測された。低緯度の日本でも、北海道、東北、北陸などで出現して話題となった。鎌倉時代の藤原定家の日記『明月記』に、建仁4(1204)年の京都で何度も赤気(オーロラ)が見えたとの記述がある。また、江戸時代の明和7(1770)年編纂の古典籍には、山から吹き出すような赤い光が描かれている。若狭国(現在の福井県南部)で火事が起こったのではないかと記され、京都からオーロラを描いたらしい。日本語でオーロラは「極光」といい、歴史上しばしば観測されている。今回、世界各地でオーロラが頻発した原因は、大規模な「太陽フレア」(太陽面爆発)が続いたことにある。5月のそれは最大級で、大爆発が3日間で7回発生したのは観測史上初だという。爆発の際、凄まじい電気エネルギーを持つ太陽風(プラズマ)が放出され、地球に降り注ぐ。一方、地球の中心部分には鉄やニッケルなどの金属で出来た核がある。それは流動して電気を起こす。つまり、地球の中心で常に発電している状態で、その電気が磁力を生みだし、地球の磁場を形成する。東京工業大学の研究グループは「地球の誕生直後から存在した磁場が太陽風を遮断して、大気の散逸や海の水分の蒸発を防いでいる。また地球表層への強い紫外線照射も防いで、生命の陸上への進出を可能にしたようだ」と説明している。つまり、磁場が地上を太陽風から守るバリアとなっているのだ。そして、プラズマが磁場や大気によって影響を受けたとき、発光してオーロラが生まれるという。オーロラの根源を尋ねると、親神様のご守護の偉大さとともに神秘的な姿の意味が見えてくるかもしれない。(町彦), 【合併号のお知らせ(2024年6月19日号・26日号)- 道友社】6月19日号と26日号を合併し、6月26日号として発行いたします。6月19日号はお休みとなりますので、ご了承ください。