天理時報2024年6月5日号2面
【立教187年5月月次祭 – 初夏の日差しのもと】初夏の日差しが降り注ぐなか、神殿へ向かう参拝者(5月26日)教会本部の5月月次祭は26日、中山大亮様祭主のもと、本部神殿で執り行われた。大亮様は祭文の中で、この世と人間をお造りくださり、昼夜を分かたぬご守護をもって日々お連れ通りくださる親神様のご慈愛に御礼申し上げたうえで、「私どもをはじめ教会長、ようぼく一同は、年祭活動の前半を振り返り、反省とともに、あらためて年祭への意識を高め、旬に遅れることなく、素直にひながたの道をたどり、にをいがけ・おたすけに真実を尽くし丹精を重ねて、成人の歩みを進めさせていただく所存でございます」と奏上された。この後、かぐら・てをどりが陽気に勤められた。初夏の日差しに包まれたこの日の親里。汗ばむ陽気のなか、参拝者は心一つに「みかぐらうた」を唱和した。おつとめの後、西浦忠一本部員が神殿講話に立った。西浦本部員は講話の中で、ようぼくは、おぢばに身と心をつないでこそ成人させていただけると強調。ぢばに心を寄せ、足を運び、真実を込めて尽くし運び、伏せ込むことで、尊いぢばの理を頂けると話した。そのうえで、6月1、2の両日に第2回「ようぼく一斉活動日」が行われることを踏まえ、おぢばからの“旬の便り”を受け取り、おぢばへの思いを一段と深める機会として、一人でも多く参加してもらいたいと呼びかけた。この後、今年の年頭あいさつでの真柱様のお言葉を引いて、丹精のあり方に言及。誠の理をもって繰り返し足を運ぶことが肝心だとして、「やはり丹精は、諦めることなく、気の長い心で続けることが大切」と語った。, 【タンポポの姿に重なって – おやのことば・おやのこころ】二ッ ふじゆうなきやうにしてやらう かみのこゝろにもたれつけ「みかぐらうた」九下り目ユウゲショウ先日、長男が帰ってくるなり、綿毛のついたタンポポの花を見せてくれました。帰り道で摘んできたようです。「風通しの良いところに置いておこうね」と言うと、綿毛を大事そうに両手に包んで庭へ出ていきました。小学校の宿題に「音読」があります。その日の晩、長男が読んだのは「たんぽぽのちえ」という教材でした。「春になると、タンポポの黄色い、きれいな花が咲きます……」。数日経つと花はしぼんで倒れますが、「枯れてしまったのではありません。花と軸を静かに休ませて、種にたくさんの栄養を送っているのです……」。やがて綿毛ができると「倒れていた花の軸が、また起き上がります。そうして背伸びをするように、ぐんぐん伸びていきます」「背を高くするほうが、綿毛に風がよく当たって、種を遠くまで飛ばすことができるからです……」。一見、風任せのようでも、自ら生き、仲間を増やすための知恵がちりばめられた生態にふれて、ふと心に浮かんだのが掲出のお歌です。難儀不自由を耐え忍ぶように一歩、一歩と前進する営みを経て、をやの心にもたれようと上体を反らせる手振りは、倒れても明日を見据えて種を育み、風の恵みを目いっぱい受けようと背伸びをするタンポポの姿に重なって見えます。教会の庭に放たれた綿毛は、5月の風に乗って、どこまで飛んだでしょうか。春に黄色い花を見つける楽しみができました。(榊), 【ひながたを心の頼りに温かく見守り育てよう -「鼓笛活動70年のつどい」真柱様メッセージ】「鼓笛活動70年のつどい」には、直属・教区団の団長をはじめ鼓笛隊の関係者491人が参集した(5月25日、本部第2食堂で)少年会本部(田邊大治委員長)は5月25日、「鼓笛活動70年のつどい」を本部第2食堂で開催。席上、少年会長である真柱様のメッセージを、田邊委員長が代読した。冒頭、お道の鼓笛活動の成り立ちを振り返ったうえで、演奏の上達を目指すだけでなく、鼓笛を通して子供たちが道を通るうえに大切なことを学び、身に付けていくことを念頭に置いて活動を進めるよう促された。続いて、「おさしづ」を引いたうえで、子供のころに教わったことや身に付けた習慣は、いつまでも心の中に残ると指摘。鼓笛をしたいと教会へ足を運ぶ子供たちは、練習を重ねるうちに信仰的な空気にふれて教会に親しんでいくとして、鼓笛活動は将来、道の御用に役立つようぼくを育てていくための大きな仕事であり、技術の向上を目指す中にも、親神様・教祖に感謝することや、仲間同士たすけ合うことを教えることができると述べられた。そのうえで、道を通るお互い誰もが忘れてはならないことは、親神様の思召と教祖の教えであると強調。陽気ぐらしの道は、自分一人が通ればそれでよいというような道ではなく、私たちみんなが世代や立場に関わりなく、その道のために心を一つに合わせて、日々に教えの実践を心がけて通ることが肝心であると示された。この後、元初まりの話をもとに、一手一つのあり方とその大切さについて話を進められた。その中で、鼓笛隊の活動は、子供も大人も、一手一つを身をもって学ぶ絶好の機会であるとして、「子供たちは練習を重ねる中で仲間をつくり、共に決まりを守ることや和を乱さないすべを身に付けていく」「その努力は良い演奏を生むだけでなく、協力することの大切さを覚え、より大きな喜びをもたらす」と指摘。その喜びの経験が道を歩む心の糧になるとして、「子供たちが鼓笛の日を楽しみに、喜んで練習に参加してその成果を発揮できるよう、また、そうした体験がもとになって、ゆくゆくは教会の御用に役立つ人にまで育つことができるよう、優しい心で根気よく子供たちに向き合い、彼らが真っすぐ成長するよう導いてほしい」と一同に求められた。最後に、私たちには、人を導き育て、自分をも成人に導く教祖のひながたがあると明示。ひながたを心の頼りに、温かく子供たちを見守り育てていきたいとして、「鼓笛隊での経験が台となり、喜んで末代への道を通る人が増えるよう、これからも心勇んで活動に取り組み、道の子の育成に尽力してくれますよう」と話された。