天理時報2024年5月8日号7面
【国内唯一の「治療的里親」として問題を抱えた青少年に寄り添い – 「守屋賞」受賞 福岡の土井髙徳さん】土井髙德さん(70歳・鎭亜分教会長・北九州市)は先ごろ、国内唯一の「治療的里親」として約半世紀にわたり少年院や刑務所からの社会復帰を目指す若者の自立支援を続けてきた功績を称えられ、NPO法人「刑事司法及び少年司法に関する教育・学術研究推進センター」から「守屋賞」を贈られた。「治療的里親」とは、深刻な虐待体験や発達障害によるさまざまな問題を抱える子供たちを、専門家と連携しながら治療・養育する専門知識を持つ里親のこと。かねて、不登校やひきこもりの子供たちのおたすけに携わり、平成14年に里親登録。21年に青少年希望の家「土井ホーム」を開設してからは、医師や臨床心理士らと連携しながら、心身に深い傷を負った子供たちにたすけの手を差し伸べ、これまで200人以上の自立支援に携わってきた。また15年には、確かな専門知識を身に付けようと北九州市立大学大学院で臨床教育学を専攻し、20年に博士号取得。その後は、学んだ知識や研究成果を教会での実践に生かすとともに、児童福祉に関する論文や著作の執筆活動にも精力的に取り組み、心に傷を持つ子供たちへの寄り添い方などについて著書や講演、ネットで発信してきた。土井さんは「教祖のひながたを胸に、どれほど深刻な問題を抱えた子でも受け入れ、温かい家庭生活を送れるよう寄り添ってきた。なかには、お道につながった子も少なくない。これからも地域の人と協力しながら、子供たちの支えとなる活動を続けていきたい」と話している。, 【本の売上と著者印税から計200万円寄付-片山恭一著『馬をたすけ 人をたすけ』】奥能登復興の一助にと道友社と片山恭一氏からの寄付金の目録を、諸井道友社長が角居氏にそれぞれ手渡した(4月25日、道友社本社で)道友社は先ごろ、JRA(日本中央競馬会)で長く調教師を務め、“競馬界のレジェンド”と称された角居勝彦氏(60歳・鹿島大教会大輪布教所教人)の“セカンドライフ”に密着取材したドキュメンタリー『馬をたすけ 人をたすけ』(片山恭一著)を刊行した。上梓に際し、角居氏が奥能登を拠点に進めている、引退競走馬を活用した先駆的な取り組みを後押しするべく、氏が代表理事を務める一般財団法人「ホースコミュニティ」に本書の売上の一部を寄付することを決定。4月25日、著者である片山氏からも初版印税からの寄付金が寄託され、これを合わせた2件の目録を、諸井道隆・道友社長が角居氏にそれぞれ手渡した。本書は、角居氏が調教師を退いた後、布教師として人々に寄り添いつつ、奥能登で引退競走馬の支援やホースセラピー(動物療法の一つ)の普及促進に取り組む姿を精力的に取材し書き下ろしたもの。刊行を控えた今年の元日、能登半島地震が発生。角居氏が珠洲市で主宰する「珠洲ホースパーク」でも少なからず被害が出た。復興への課題が山積するなか、角居氏は布教師としての務めと併行して、引退馬を活用した復興支援にも着手。ホースセラピーを通じての被災者支援を計画するなど、〝いま自分にできること〟に精力的に取り組んでいる。これに先立ち、道友社では角居氏が主導するプロジェクト「サンクスホースプラットフォーム」の主旨に賛同し、その活動のバックアップを目的として、一般財団法人「ホースコミュニティ」に本書の売上から100万円を寄付することを事前決定していた。一方、著者の片山氏は取材を続けるなか、角居氏の人柄とその取り組みに感銘を受けたとして、片山氏から初版印税のほぼ全額に当たる100万円を同法人へ寄付したいとの申し出がなされた。4月25日、諸井道友社長が角居氏に、2件分の寄付金の目録をそれぞれ手渡した。角居氏は編集部の取材に対し、次のようにコメントした。「『馬をたすけ 人をたすけ』というタイトルに、いま『地域をたすけ』という命題が新たに加わったと感じている。復興へ向かうには、瓦礫を撤去する作業だけではなく、被災者が未来に夢や希望を持てるようにサポートしていく必要があると思う。その糸口として、もともと限界集落の多い能登地方に、馬を活用して地元の若者たちの働き場をつくるという新たな取り組みを構想している。頂いた寄付金が、被災地に希望を生む〝一粒の種〟となるよう力を尽くしたい」片山氏コメント – 応援の気持ちで今回取材を重ねるごとに、角居さんたちの活動への共感が深まっていきました。特に感銘を受けたのは、角居さんの考え方が自立していることです。人々の善意のみに頼らず、ビジネスとして持続可能な仕組みをつくろうとしている。やはり調教師として長く競走馬の世界で生きてこられた人だなと感じました。そんな折も折、角居さんたちの活動拠点である能登半島で大きな地震が起こりました。応援の気持ちをかたちにしたいと思い、些少の寄付をさせていただくことにしました。, 【訃報(2024年5月8日号)】西陣大教会4代会長夫人韓国伝道庁11代庁長夫人永尾清子(ながお・きよこ)さん97歳。4月26日出直された。婦人会本部委員、婦人会西陣支部長、教区婦人会主任を務めた。京都教区。馬瀬戸貞雄さん(ませど・さだお=88歳・郡山大・龍占冠分教会長夫君)4月2日出直された。北海道教区。矢野睦夫さん(64歳・越知大・越福分教会初代会長)4月3日出直された。大教会役員、集会員、土佐支部長などを務めた。高知教区。大内正勝さん(おおうち・まさかつ=92歳・都賀大・松平分教会長)4月10日出直された。久慈支部長を務めた。茨城教区。秋葉澄子さん(81歳・名古屋大・浦臼分教会前会長夫人)4月12日出直された。北海道教区。小林久子さん(83歳・湖東大・田代町分教会初代会長夫人)4月16日出直された。秋田教区。滝 雄一さん(91歳・磐城平大・磐﨑分教会前会長)4月20日出直された。福島教区。吉村ヤヱ子さん(99歳・香川大・博陵分教会6代会長夫人)4月21日出直された。福岡教区。古谷二三さん(ふるや・ふみ=102歳・牛込大・生田丘分教会初代会長夫人)4月23日出直された。神奈川教区。松尾せき子さん(98歳・加古大・神枦分教会長)4月23日出直された。兵庫教区。上野昭夫さん(82歳・本愛大・本孝德分教会前会長)4月24日出直された。大教会役員、教区主事、中村区支部長を務めた。愛知教区。渡邊敏嗣さん(わたなべ・としつぐ=54歳・府内大・大路分教会長)4月26日出直された。兵庫教区。