天理時報2023年9月6日8面
【バスケットボールW杯 日本代表に初選出 – 天理大学バスケットボール部OB 川真田紘也選手】天理大学バスケットボール部OBの川真田紘也選手(25歳・滋賀レイクス所属)がバスケットボール男子日本代表に初選出され、日本など3カ国で開催中の「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」に出場している。身長204センチ、体重110キロの川真田選手は、天理大学3、4年次にインカレ出場。現在、男子プロバスケットボールB2リーグの滋賀レイクスに所属。代表合宿中、トム・ホーバス日本代表ヘッドコーチに献身性や体の強さを評価され、初の日本代表入りを果たした。日本代表はW杯1次リーグを1勝2敗で敗退したものの、8月31日からの順位決定リーグに挑む。, 【ラグビー日本代表入り – 天理大学ラグビー部出身 シオサイア・フィフィタ選手】天理大学ラグビー部出身のシオサイア・フィフィタ選手(24歳・トヨタヴェルブリッツ所属)は、9月8日からフランスで開幕する「ラグビーワールドカップ」の日本代表メンバーに選ばれた。(8月30日記), 【“ワグネルの叛乱”の波紋 – 手嶋龍一のグローバルアイ27】「もう一つのロシア軍」と呼ばれる民間の軍事組織ワグネル。受刑者や外国の傭兵を集めた特異なこの軍隊を率いるプリゴジンが叛乱を起こしたのは6月23日。筆者は取材で欧州に滞在中だったが、日本のメディアは総じて「プーチン政権に痛打」と報じていた。だが、英国「フィナンシャル・タイムズ」はプーチンの政権基盤が直ちに揺らぐという見方には与しなかった。叛乱の首謀者は隣国ベラルーシに身柄を寄せ、その後、プーチン大統領と面談して寄りを戻したと伝えられた。だが、プーチンという独裁者は裏切り者を決して許そうとしなかった。プリゴジンのプライベート・ジェット機が8月23日に爆破され、乗員・乗客10人が死亡。公安当局はDNA鑑定から本人が乗っていたと断定した。冷却装置を修理した際、爆発物を仕掛けられた疑いが濃い。「プーチンの意向が見え隠れしている」と英情報筋は見ている。“ワグネルの叛乱”を鎮圧したことで、プリゴジン派の残党やワグネルに近いロシア軍幹部は一掃されつつあり、プーチンの統制力は一時的には強まるだろう。その一方で、激戦が続く最前線で危険な任務を担ってくれる傭兵部隊はもはや存在しない。ロシア、ウクライナ双方に残されている当座の持ち時間は2カ月足らずだ。じきに冬将軍が訪れれば、戦場はぬかるみで身動きが取れなくなる。ゼレンスキー率いるウクライナ軍は攻勢に転じると強気だが、残された時間は限られている。いまウクライナ側が目立った戦果を挙げなければ、米国からの支援が先細りになる心配がある。トランプ陣営はウクライナ支援に疑問の声をあげている。ウクライナ軍がまずドンバス地方を掌握し、有利な地歩を固めてその後に和平交渉を これがバイデン政権が描くシナリオだ。だが、こうした米国側の思惑通りに事態が進む保証はない。ウクライナ軍はドンバスなど東部戦線での戦いを有利に進めようと、クリミア半島に上陸の構えを見せ、無人機で拠点を攻撃している。だが“プーチンの聖域”を攻略すれば、小型核による反撃という最悪のシナリオが浮上してくるだろう。, 【熱闘の末 全国大会準V – 天理高校軟式野球部】天理高校軟式野球部は、先ごろ兵庫県明石市の明石トーカロ球場で開催された「全国高校軟式野球選手権大会」に出場。順調に勝ち進んだが、決勝で中京高校(東海代表・岐阜)に4‐6で敗れ準優勝となった。今年のチームは、エース右腕の木村心粋投手(3年)を中心に、投手の層が厚く、鍛え抜かれた守備力が特長。「全国高校軟式野球選手権近畿大会」では、決勝で比叡山高校に2‐1で勝利し、全国大会出場を決めた。接戦を勝ち上がり同部の全国大会出場は5年ぶり17回目。2016年に初優勝を飾って以来、2度目の日本一を目指す。初戦の茗溪学園高校(北関東代表・茨城)戦は、木村投手が相手打線を2安打に抑え、2‐0で勝利した。準々決勝は、東東北代表の専修大学北上高校(岩手)。この試合も木村投手が先発し、9回まで零封。ところが、天理打線も快音響かず延長にもつれ込む。十回裏、森田恭介選手(同)がサヨナラヒットを放ち、1‐0で接戦を制した。準決勝は東京代表の明治学院高校。天理高校は藤本大地投手(2年)と宇野健人投手(3年)が今大会の初登板を果たし、八回を無失点に抑えると、1‐1のまま延長へ。十回表、明治学院高校が得点し、1点ビハインドで天理高校の攻撃。先頭の山尾英作選手(同)がバントヒットで出塁すると、その後、2アウト満塁に。この場面で「(打てる)確信があった」という野村大雅選手(同)がレフト前にヒットを放ち、3‐2でサヨナラ勝ち。2戦連続で接戦をものにした。決勝で対戦する中京高校は、昨年の優勝校。総得点数、チーム打率で天理を上回る“打のチーム”だ。試合は四回裏、1アウト一、三塁のチャンスで、尾﨑洸太朗選手(同)がタイムリーヒットを放ち、天理高校が先制。その後、七回に木村投手が相手打線につかまり、4失点で逆転される。天理高校は八回、ヒットを重ね、この日絶好調の尾﨑選手のライト前ヒットで4‐4の同点に追いついた。しかし、九回に6‐4と勝ち越され、準優勝となった。木田準也監督(41歳)は「エラーが重なったことで、守備でテンポをつくり、接戦を制する自分たちの野球の良さを発揮できなかった。一方で、同点に追いついた打撃面など、選手たちは全国大会で大きく成長し、強いチームになった」と称えた。石井昭郎キャプテン(3年)は「準優勝はうれしいが、負けた悔しさのほうが大きい。チャンスにもっと追加点が取れれば、流れを引き寄せられたと思う。後輩には絶対に日本一を獲ってほしい」と期待を寄せた。なお、天理高校軟式野球部は今大会の成績が評価され、10月8日から鹿児島県出水市で行われる「国民体育大会」に出場する。