天理時報2023年5月24日号2面
【わが子の心の成長を垣間見て – おやのことば・おやのこころ】親に孝行は、銭金要らん。とかく、按摩で堪能させ。『稿本天理教教祖伝逸話篇』157「ええ手やなあ」スズラン大型連休中のある日、小学1年生の長男が「背を測って」と言ってきました。ちょうど、この日は「こどもの日」。「柱のきずは おととしの 五月五日の背くらべ」。童謡の情景を思い浮かべながら、壁の身長計の目盛に新しい日付を書き込みました。その数日後、妻の母への贈り物を選びに出かけたときのこと。「母の日」向けの商品が並ぶ広い店内の靴売り場で、長男が突然、女性用のスニーカーを指さして「これをお母さんに買ってあげたい」と言うのです。値札を見ると、お年玉の残りを全額出しても足りそうにありません。妻と顔を見合わせつつ「ありがとう。気持ちだけ受け取っておくから、お母さんへの感謝の心を忘れないでね」と伝えました。もしかすると長男は、妻の運動靴が傷んでいることを知っていたのかもしれません。親としては体の発育もさることながら、わが子の心の成長を垣間見ることができてうれしい半面、少し気恥ずかしさも覚えました。私自身、子供のころ「母の日」に何かを贈った記憶がなかったからです。母が出直した今となっては「元気なうちに、もっと親孝行しておけばよかった」との思いに駆られています。すくすくと育つわが子に先を越されないよう、来月の「父の日」には、健在の父の肩をもみながら、日ごろの感謝の思いを伝えようと思います。(榊), 【“ありがたさ”に気づく生き方へ – 立教186年 全教一斉にをいがけデー】リーフレットの積極活用を立教186年「全教一斉にをいがけデー」は9月28日から30日にかけて全国各地で実施される。日ごろ教会などを拠点に、思い思いに展開しているにをいがけ活動を、年に一度、同じ地域に住むようぼく・信者が心を合わせて推進する「にをいがけデー」。推進役を担う布教部(松村登美和部長)では、教祖140年祭へ向かう三年千日の“歩み出しの年”のにをいがけデーに向け、新しい「にをいがけデー」用リーフレット「あふれるありがたさ感じて」を作成。どんな環境にあっても、身の回りには小さなありがたさが無数にあり、一つひとつのありがたさに気づくことで生きる力が湧き、幸せな生き方に近づくことができる、という内容になっている。布教部では、リーフレットを手渡す際に、相手の状況に応じて教えの一端を伝えたり、自分のたすかった体験談を話したりするなどの活用例を挙げて、実践を呼びかけている。, 【別席取次人(立教186年5月13日)】吉川万寿信立教186年5月13日お許しを頂かれました。内統領室, 【「なるほどの人」目指す三年千日を – 第16回「社会福祉大会」】布教部社会福祉課(村田幸喜課長)は4月25日、第16回「社会福祉大会」をおやさとやかた南右第2棟で開催。同課所管の連盟、委員会などの関係者331人が参集した。この大会は“お道の社会福祉”に携わる関係者が一堂に会し、さらなるおたすけの実動と互いの連携を強めることを誓うもの。式典では、松村登美和・布教部長があいさつに立った。松村部長は、教祖140年祭に向けて「諭達第四号」が発布されたことを踏まえ、「年祭に向けて教祖の残してくださったひながたを通らせていただくことが重要である」と強調。ひながたを通る中で、周囲の人から「なるほど」と言われる人になれるよう、意識して三年千日を過ごしてほしいと話した。続く特別講演では、脚本家の久松真一氏(62歳・清幡分教会教人)が「想像と創造、そして感動」と題して登壇。自身が脚本を担当したNHKドラマ『生きて、ふたたび保護司・深谷善輔』にまつわるエピソードを紹介したうえで、「不寛容が蔓延する世の中で、罪を犯した人の居場所となる保護司の役割は天の理に適っていると思う」と語った。午後は連盟、委員会ごとに総会や分科会を実施した。天理教点字文庫と天理教視力障害者布教連盟は、全盲ろう者として初めて大学教授になった福島智さん(福神分教会ようぼく)と、その母・令子さん(同教人)の実話をもとにした映画『桜色の風が咲く』の鑑賞会を実施した。また、天理教里親連盟は昨年、コロナ禍で延期を余儀なくされた「創立40周年記念大会」を11月25日に開催する旨などを発表した。