天理時報2023年3月22日号2面
【昭和の青春プレイバック『雨やどり』 – おやのことば・おやのこころ】成って来るも一つ、成って来んのも一つ、この理聞き分け。「おさしづ」明治33年2月12日サンシュユたまたま、車のラジオから流れた、さだまさしさんの『雨やどり』(1977年)という曲を懐かしく聴きました。「それはまだ私が神様を信じなかった頃 9月のとある木曜日に雨が降りまして こんな日に素敵な彼が現れないかと 思ったところへあなたが雨やどり」(JASRAC 出2301890‐301)から始まるコミカルな恋愛物語で、幾度も不思議な偶然が重なって、彼のプロポーズという幸せの余韻で終わります。もちろん、これはさださんの創作でしょうけれども、大ヒットしたのには、どこか成程と思わせるものがあったからではないかと、久々に聴いて感じました。「それはまだ私が神様を信じなかった頃」という前置きですが、「まだ」ということは「やがて、成って来る出来事は、偶然ではなく神様がなさることだと、信じるようになりました」という含みを感じさせるからかもしれません。このたびの「諭達第四号」には、「また、あるときは、『ふしから芽が出る』と、成ってくる姿はすべて人々を成人へとお導き下さる親神様のお計らいであると諭され、周囲の人々を励まされた」とあります。どんなに小さな出来事も、成って来る姿にこもる親心を想うことが大切ではないでしょうか。そもそも、そんな昔の歌知らない、とご不満の皆様おゆるしを、昭和の青春プレイバックでございました。(橋本), 【おつとめ衣での門出 – 天理教校卒業式】将来の道の中核を担う人材を育成する天理教校(久保善平校長)は3月9日、真柱様、大亮様ご臨席のもと、おやさとやかた東右第1棟4階講堂で卒業式を挙行した。今年度の卒業生は本科研究課程1人、同実践課程15人、専修科49人の計65人。おつとめ衣姿で出席した。式典では、遙拝に続き、久保校長が本科研究課程、同実践課程、専修科の代表に卒業証書を手渡した。席上、あいさつに立たれた真柱様は、卒業生一同にお祝いの言葉を贈られたうえで、天理教校は将来、教祖の道具衆として立派に働く人材を育成することを目的としていると明示。卒業生には、道のうえにしっかり働いてほしいという期待がかかっているとして、それに応えられるような通り方をしていただきたいと求められた。続いて、現在は教祖140年祭を目指して、三年千日と仕切ってつとめる1年目であることを踏まえ、教祖の年祭を勤める意義をあらためて示されたうえで、「この3年は、ひながたを強く意識して、思召に沿う道を考えて通るのである」「親の思召一つに心を寄せて、成人の道を歩む人がだんだんと増えていき、全教の心が一つになって歩む姿をご守護いただきたい」と述べられた。そのうえで、卒業生は道を通るうえで大切な心の持ち方とつとめ方を、天理教校で学んできたと指摘。「たんのう」の教えをもとに、この先、嫌なことを見ても聞いても「皆いんねんであって、それを通して成人させようとお導きくださるのだ」と、心を磨くことを忘れないようにしてもらいたいと強調。その道中では、我慢や辛抱もしなければならないが、だんだんと心が治まってくれば喜べるようになり、それは陽気ぐらしの台になる、と諭された。これに先立つ訓辞では、久保校長が同校のモットーである「求道と伏せ込み」に言及。自ら道を求めるからこそ頑張ろうという意欲も湧き、伏せ込むからこそ芽生えを見せていただけるとして、「これからも道を通る限り忘れることのないように、常に心がけてもらいたい」と話した。このほか式では、本科研究課程の卒業生代表が「謝辞」。続いて、同実践課程と専修科の代表が、それぞれ「誓いの言葉」を述べた。式後、うららかな春の日差しのなか、卒業生たちは本部神殿へお礼参拝に向かった。, 【新たな道へ今春 踏み出す前に – 立教186年「学生生徒修養会・高校卒業生コース」】「学修・大学の部」に引き続き、3月10日から12日にかけて「学修・高校卒業生コース」が4年ぶりに開催。今春、卒業を予定している全国各地の高校生302人(男子151人、女子151人)が受講した。同コースは、高校生が進学や就職などで、それぞれの進路へ踏み出す時期に、教理や教祖のひながたを学び、同世代とのつながりを強めて、その後の信仰生活に役立てることを目的とするもの。卒業後も、おぢばや教会に心をつなぎ、教えに根差した生活を送ってもらいたいとの思いから、8年前に開設された。期間中、受講生は四つの組に分かれ、班ごとに行動。各班に男女一人ずつカウンセラーが付くなど、計212人のスタッフが世話取りに当たるなか、受講生たちはグループタイムや講話、ねりあいなどのプログラムを通じて、道の仲間と友情を深めた。最終日は組ごとに講話の時間が持たれ、各組の主任が「明日の君たちへ」と題して、新たな道へ踏み出す受講生たちに信仰の喜びを語りかけた。閉講式では、中田善亮表統領が各組の代表者に修了証を授与した。◇受講生の一人、高橋暁美さん(旭野高校3年・名輝心分教会ようぼく・名古屋市)は「この3日間で『喜べないことでも喜ぶ』ことの大切さを知った。これからは、節と思えるような出来事が起こったときに、教えに照らして喜びに変えていきたい」と話した。