天理時報2023年3月8日号3面
【妻に趣味をやめてほしいと言われる – 人生相談】Q. アニメやゲーム関連のグッズ収集が趣味です。妻からは「やめてほしい」と言われますが、お小遣いの範囲内で楽しんでいるので、やめたくありません。不快感を示す妻に理解してもらうには、どうしたらいいでしょうか。(30代男性)A. 夫婦になっても、好きな趣味は続けたいのが人の心ですね。しかし、家族や周囲に迷惑がかかるのなら、制限しなければなりません。ご相談で、奥さんの理由は「お金の無駄、時間の無駄」とのこと。でもあなたは、自分の小遣いの範囲内だから経済的な迷惑はかけていないし、家事や子供の世話も最低限しているのだから、時間の使い方も悪くない。だから、やめてほしい理由にはならないと思うのですね。それなのに、奥さんは何が気に入らないのでしょうか。推測ですが、あなたのその「正論」が不快感につながっているのではないでしょうか。夫婦は、仕事や家事・育児について役割やルールを決めて、きちんと果たしていれば十分、という関係で成り立つものではありません。たとえば、奥さんがいつになく疲れているとき、隣で趣味に興じているあなたを見て、どう感じるでしょうか。自分の様子に気づいて、優しいひと言があってこそ、夫婦で良かったと思えるでしょう。夫婦は5対5というのは合理的に正しいのですが、長く良い関係でいるためには、自分からは6や7くらいの気づかいをしてちょうどです。奥さんにもう少し優しい言葉と接し方をすれば、趣味をやめてとは言われない気がします。回答者:古市俊郎(福之泉分教会長・公認心理師), 【基礎づくりに努力と喜びを – 視点】3月に入り、各学校では卒業、進学、進級の春を迎えている。新たな門出に当たり、親里における学校教育とそこで学ぶ者の心得を中山正善・二代真柱様のお言葉にたずねたい。二代真柱様は、昭和30年から毎春、親里管内の学校教職員、学生、生徒、児童、園児を一堂に集めて訓話された。お話の対象は広範囲に及ぶが、信条教育の理念を親心いっぱいに語られた。昭和42年、お出直しの年のお話では、若者に対する夢と希望として、「限りない理想に向かって、自分の努力を傾倒していくところに、そこに我々の命があり、喜びがあるということを、しっかり胸に置いていただきたい」と、”陽気ぐらし”という教祖のご理想に向かって、日々コツコツと努力を傾けていくこと。そこに、自分たちの使命と喜びがあることを胸に刻み込むよう求められた。そして二代真柱様は、皆さんには両親や教会の人たち以上に、教祖のご期待がかけられていることを忘れてはならないとして、「教祖からみれば、可愛い我が子としての成人をお待ちかねいただいておる」とも仰せられる。「教祖の足跡を、勇んで、喜んで通り得るような人間となること、(中略)朝起き、正直、働きの三つを実行できること、不言、言わず語らずの間に、身につける徳を養い得ること、これをしっかりこのおぢばに於ての学生生活の間に身につけていただきたい」と、ひながたの中から「朝起き、正直、働き」を具体的に取り上げ、学生生活を通して、これらを習慣として身に付けるよう望まれている。この三つのかどめこそが、すべての物事の根底になるというのである。「教祖の御理想によっての、立派な陽気ぐらしの人生を味わい得る人間をつくりあげる」、その一端を担うのが、親里における学校教育といえよう。若者に対して、陽気ぐらしの基礎づくりに努力と喜びを傾けるよう、大きな期待を寄せられたのである。(山澤), 【立教186年2月月次祭 – 紅梅ほころび】教祖殿前の紅梅がほころぶなか、参拝者は心一つに「みかぐらうた」を唱和した(2月26日)教会本部の2月月次祭は26日、中山大亮様祭主のもと執り行われた。大亮様は祭文の中で、日夜変わることなくご守護くだされ、陽気ぐらし世界へとお導きくださる親神様のご慈愛にお礼申し上げたうえで、「私どもをはじめ教会長、ようぼく一同は、今日の世相にお見せいただく不安や苦しみの元をしっかりと見据え、一人ひとりがたすけを急き込まれるをやの思いを思案して、最後の御教えを伝え広めるにをいがけ、ご守護を願うおたすけに、さらに一層の丹精を積み重ねて、時旬に相応しい世界たすけの歩みを推し進めさせていただく決心でございます」と奏上された。この後、かぐら・てをどりが陽気に勤められた。日中の気温が2度まで冷え込む「寒の戻り」となったこの日。教祖殿前の紅梅がほころぶなか、参拝者は心一つに「みかぐらうた」を唱和した。おつとめの後、高橋道一本部員が神殿講話に立った。高橋本部員は、教祖のひながたをたどることの大切さにふれたうえで、ひながたに込められた親心をしっかり思案し、その親心にお応えできるよう、道を歩むお互いが励まし合いながら、一手一つにつとめさせていただきたいと語った。, 【教えを胸に501人が門出 – 天理高卒業式】天理高校第1部および第2部の令和4年度卒業式は2月23日、それぞれ総合体育館で挙行された。卒業生は、第1部が男子238人、女子172人。第2部は男子47人、女子44人。計501人の卒業生は親里で学んだ教えを胸に門出した。第1部卒業式では、竹森博志校長が学級代表者に卒業証書を手渡した。祝辞に立った中田善亮表統領は「天理高校での3年間は親心に包まれ、良いこともつらいことも成長の原動力としてくれたと思う。これからも周囲の人と心を合わせ、陽気ぐらしを目指していこう」と、はなむけの言葉を贈った。◇第2部卒業式の式辞で、竹森校長は「教祖140年祭へ向かう三年千日の旬においては、自分自身に成人しようという気持ちがなければならない。これからも懸命に成人への道を歩んでほしい」と呼びかけた。この後、第2部の卒業生たちは最後のホームルームを終え、本部神殿で、お礼のおつとめを勤めた。