天理時報2022年6月29日号2面
【おやのことば・おやのこころ(2022年6月29日号)】風が変わるから、火が止まりますのや。『稿本天理教教祖伝逸話篇』108「登る道は幾筋も」6月に入ってしばらく、九州北部では梅雨入り前とは思えないほど暑い日が続きました。車に乗り込み、エアコンのスイッチを入れようとしましたが、ふと思い直して窓を大きめに開けて走りだすと、外から心地良い風が入ってきました。毎年この時季になると、自教会にまつわる、あるエピソードを思い起こします。昭和20年、夏の終戦を前にした6月、福岡市内で大規模な空襲があり、教会周辺にも焼夷弾が雨のように降って、一帯は火の海に包まれました。教会に住む人々が懸命にお願いづとめを勤めるなか、神殿の軒先まで火の手が迫ったものの、にわかに風向きが変わり、すんでのところで類焼を免れた――というものです。戦火をくぐり抜けた神殿建物は、普請から90年を経て、いまなお健在です。あらゆる災難は、いつ何時、どんな形で私たちの身に迫ってくるか分かりません。先輩方が神様にもたれて通りきる心を定め、その心をお受け取りいただくことで、大難を小難、小難を無難にお連れ通りいただいたように、後に続く私たちも、難渋の中こそ誠の心を忘れず、危険をあおる風の向きを変えていただけるような信仰信念を培いたいと思います。梅雨が明けるころには、はや年の後半に突入します。年始に定めた目標を胸に刻み直し、親神様から追い風を頂けるような歩みを期して、夏本番に臨みましょう。(榊), 【ウクライナ避難民学生9人受け入れへ – 天理大・天理市】天理大と天理市は6月16日、共同で記者会見を実施。永尾学長(左)が受け入れの経緯と支援方針を説明した天理大学(永尾教昭学長)は6月16日、天理市と共同で記者会見を開き、ウクライナ国立キーウ大学に在籍するウクライナ人学生9人を新たに受け入れることを発表した。既報の通り、天理大は今年4月、市と連携して、同大卒業生のウクライナ人女性とその家族の3人を避難民として受け入れ。6月から女性を同大の嘱託職員として雇用するなど、生活面を含めた支援を行っている。こうしたなか、2003年から天理大と学術交流協定を結んでいるキーウ大学の学生から支援を求める声が数多く寄せられたことから、協議の結果、9人の学生を交換留学生として受け入れることを決定。学生たちは、いずれも日本語学習者で、今月下旬から7月初旬にかけて訪日した後、9月から1年間、キーウ大学の講義をオンラインで受けながら、天理大国際学部地域文化学科日本研究コースで日本語を習得する授業を受ける。この間、天理大は留学生用の寮を無償提供。授業料や光熱費を免除するほか、支援募金から生活援助金を支給する。永尾学長は「先ごろ職員になった女性にも、受け入れに当たってもらうつもりだ。また、直接サポートするチューター学生を留学生一人ずつに付けて支援していく」と話した。◇なお同大は、当初7月15日までとしていた「天理大学国際支援募金」の期間を当面の間、延長する予定だ。「天理大学国際支援募金」の寄付方法はこちらからhttp://www.tenri-u.ac.jp/topics/q3tncs0000248gf1.html会見の様子を視聴できるhttps://youtu.be/zCf3sPXyIdM, 【時報手配り 7割の拠点で再開】全国各地の約7割の拠点で手配りひのきしんが再開されている道友社は一昨年、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、『天理時報』の手配りひのきしん活動を4月5日号から一時休止し、郵送による直送へと切り替えた。以後、外出自粛の段階的な緩和などを受けて、同年8月2日号から一部地域で手配りひのきしんが行われるようになった。昨年は「緊急事態宣言」が発出された地域で再び手配り休止を余儀なくされたものの、10月13日号の発送分では、休止していた支部のうち、179支部751拠点で手配りひのきしんが再開された。その後も新規感染者の減少によって地域活動が徐々に平常化されつつある現状に鑑み、手配り事務局では、ひのきしんの再開に向けて、各教区・支部単位で調整を重ねてきた。こうしたなか、今年6月8日号の発送分では、全2,026の手配り拠点のうち、1,504の拠点でひのきしんが再開。実施率は約7割に上った。その一つ、青森教区東青支部では、今年4月6日号から手配りひのきしんを再開。青森市内で約10年にわたってひのきしんを続けている田村彰子さん(73歳・陸奧分教会ようぼく)は、届け先の教会やようぼく家庭へ足を運ぶなか、教友と信仰談議に花を咲かせることもあるという。田村さんは「あらためて、おぢばの声を地域に届ける御用に携われることをありがたく思う。これからも、体を健康に使わせていただけることへの感謝の心をもって、ひのきしんを続けていきたい」と話した。