天理時報2022年5月25日号2面
【「公開教学講座」スタート – 天理大おやさと研究所】オンラインで『逸話篇』に学ぶ天理大学おやさと研究所(永尾教昭所長)は現在、「2022年度公開教学講座信仰に生きる『逸話篇』に学ぶ(8)」をオンラインで開催している。5月1日に配信が始まった第1回は、永尾所長が151「をびや許し」をテーマに講演した。同講座は、逸話篇における教祖の逸話を手がかりに、お道の信仰世界の一端を明らかにするもの。永尾所長は講演の中で、嘉永7年を始まりとする「をびや許し」の変遷を振り返った。そのうえで、逸話の場面である明治17年には、願い出る人が相当数あったのではないかとして、をびや許しは、教祖が直接息をかける形から御供を渡す形へ移っていったのだと思う、と持論を述べた。この後、教祖がお産を重視された背景をめぐって、「をびや許しは当時蔑視されていた女性を救済するための一つの象徴的な手段だったのではないか」と指摘。逸話にある「高枕」や「腹帯」など、お産にまつわる昔ながらの迷信を否定することによって、妊婦の不安を取り除かれたのだと思う、と語った。最後に、永尾所長は「近代科学や医学が発達したいま、をびや許しの素晴らしさを、あらためて胸に治め、妊娠の際は夫婦そろってをびや許しを頂くことが大切」と話した。下記URLから2022年度公開教学講座の動画を見ることができます。https://www.tenri-u.ac.jp/oyaken/, 【「立教185年教会長夫妻特別講習会」始まる】教祖140年祭へ決意を固めて教祖140年祭活動に向けた「立教185年教会長夫妻特別講習会」(布教部主催)の第1回が5月8日、おやさとやかた南右第2棟で開かれ、教会長夫妻256人が受講した。この講習会は、このたび初めて教祖年祭を迎える教会長夫妻(立教179年1月から185年8月までに任命された教会長とその配偶者)を対象に、5月上旬から9月上旬にかけて計10回にわたり親里で開催されるもの。受講者たちは講話やビデオを通じて、教祖年祭に向かううえでの心の置きどころなどを胸に刻んだ。「立教185年教会長夫妻特別講習会」の初回には、教会長夫妻256人が受講した(5月8日、おやさとやかた南右第2棟で)この講習会は、4年後に迎える教祖140年祭へ向けて、本年を実りある準備期間とするべく、あらためて教祖年祭の本義について研鑽するとともに、年祭を勤めるお互いの心のありようを見つめ、来年始まる三年千日活動に勇んで取りかかる契機とするもの。当日は、土佐剛直・布教部次長のあいさつに続いて、松村登美和本部員が「教祖年祭の元一日」「ご存命の教祖」と題して、それぞれ講話。各講話の後には、身上・事情から人だすけの心を定めた教会長や、前回の教祖130年祭活動を経て新たな心定めをする教会長を取り上げた2本のビデオ「教祖と共にある日々」「成人の旬を生かす」が上映された。閉講あいさつに立った中田善亮表統領は、今年は心を定めて、地に足をつけて歩む決意をしっかりと固めさせていただくときだとして、「どうか、ともどもに勇んで、全教の教会長とその家族が、その一点を見つめて3年間を通りきれるように、また、その姿ををやにご覧いただけるように通らせていただきたい」と、一手一つの取り組みを呼びかけた。この後、受講者たちは本部神殿でおつとめを勤めた。受講者の一人、瀧川元喜さん(36歳・眞心分教会長・大阪市)は、5年前に教会長に就任。毎月「教会こども会」を開くなど少年会活動に力を入れてきたが、コロナ禍の影響で活動中止を余儀なくされ、気持ちが沈みがちになるなか受講した。「講話の中で聞いた『難しいというは真に治まる』(明治20年1月13日)との『おさしづ』が、いまの自分に言われていることのようで心に響いた。このような難しい状況だからこそ、にをいがけ・おたすけに努める意味があるとあらためて感じ、勇み心が湧いてきた」と話した。また昨年、教会長に就任した望月慶太さん(34歳・門司分教会長・福岡県北九州市)は、この講習会を通じて、具体的に年祭に向けた目標を立てることの大切さを学んだという。「教会につながる信者の方ともどもに、にをいがけに励む3年間にしたいと考えている。目標は、それぞれがおたすけした人をお連れして年祭に参拝すること。そのためにも、まずは会長である自分が率先して動く姿を信者の心に映していきたい」と語った。◇次回は6月12日、おやさとやかた南右第2棟で開催される。