天理時報2022年4月13日号2面
時報とネットの連携強めて第258回定時集会第258回「定時集会」(老沼康議長)は3月28日、3日間の日程で招集された。本会議では「令和3年度教庁一般会計歳入歳出予算補正案(第1回)」と「令和4年度教庁一般会計歳入歳出予算案」などの三つの議案が審議・採決されたほか、「道友社の現状の問題点と今後の展望について」と題する一般質問などが行われた。30日、「道友社の現状の問題点と今後の展望について」と題して、園田幹男集会員(大分)が一般質問。これを受け、松村義司・道友社長と諸井道隆・同次長兼編集出版課長らが答弁を行った(写真)。松村社長は冒頭、『みちのとも』や『天理時報』など定期刊行物の発行をはじめとする道友社の業務内容を紹介。その中で、時報の発行部数の減少にふれ、社会全般において〝紙離れ”が進む現状を踏まえ、道友社では現在、普及・活用はもとより、時報紙面とインターネットの連動を強化しながら、ようぼく信者のもとへおぢばの情報をいち早く確実に届けることを目指していると話した。続いて、時報紙面を刷新したことについて話を進めた。タブロイド判化した昨年4月以降、手に取りやすく読みやすさを重視したレイアウトにするとともに、ようぼく個人の信仰活動を中心とした記事を掲載し、さらにQRコードを添えて関連動画などを視聴できるようにしたことに言及。「紙面上の文字数は減ったが、より多くの多面的な情報を読者が得られるよう工夫を凝らしている」と語った。いま必要とされる形へこの後、諸井次長がインターネットの活用について説明した。諸井次長は、時報のタブロイド判化に合わせ、天理教ホームページに「お道のニュース」を新たに立ち上げたことにふれ、ホームページに掲載するだけでは多くの人に情報を届けるには不十分であるとして、現在、ツッターやフェイスブックなどの積極的な活用を進めていると強調した。そのうえで、「いまは世代によって利用するメディアが多様化しており、全教ようぼく・信者が情報を共有する環境をどう構築していく大きな課題だ。当面は、紙メディアとネットメディアが持つそれぞれの長所を生かした取り組みを模索していく」と述べた。続いて、読書会の現状や社友制度の充実などについて討議された。最後に、道友社の役割と今後の展望について問われた松村社長は、時報をリニューアルしたように、そのほかの刊行物についても、いま必要とされる形、時代に合わせた内容に変えていくことを検討しているとして、「年祭活動が始まれば、布教活動を後押しするとともに、おぢばを訪れた人に手に取ってもらえるようなコンテンツを提供していきたい」と抱負を語った。この後、「コロナ禍を経て、これからの学生層の育成について」と題して一般質問が行われた。閉会あいさつに立った中田善亮表統領は、現在、教祖1年祭の三年千日活動を来年に控えていることを踏まえ、全教的に成人の旬となるように、まずは芯となる教会長がその意義と現状をしっかり把握し、実のある活動につなげられるよう順次、働きかけをしていくと話した。習熟度別に学ぶ鼓笛バンド指導者研修会少年会少年会本部(西田伊作委員長)の「鼓笛バンド指導者研修会」は3月25日と27日の2日間に分けて親里で開催され、鼓笛指導者ら134人が受講した。新高校1年生以上が受講対象となる同研修会は、「鼓笛お供演奏」の曲目の習得や、縦の伝道に携わる育成会員の心構えを学ぶことを目的とするもの。受講者は種目別に分けられた八つのコース・クラスから一つを選択し、習熟度別に研修を受ける。25日、開講あいさつに立った西田委員長は、鼓笛活動にはたすけ合いや一手一つの喜びなど、将来ようぼくに育つための基礎をつくる役割があると話した。この後、受講者は各コース・クラスごとに設けられた会場へ。鼓笛コースの一つ、「マーチングクラス」の初級では、歩き方などの基本動作を学んだ後、パレードを想定した隊列の練習など、行進に必要な技術の習得に励んだ。同クラスを受講した細谷茉理さん(15歳・興居島分教会所属・天理市)は「これからは自分が手本となって、学んだ知識や技術を皆が共有できるよう頑張りたい」と話した。受講者は、各コース・クラスで演奏や行進などの知識と技術を学んだ(3月25日、おやさとやかた東右第1棟で)5月期の修養科と各講習会などについて4月期に引き続き、5月期も修養科生の受け入れを行います。また、4月27日開講の教人資格講習会と教会長資格検定講習会を実施するとともに、5月6日からの三日講習会Ⅱについても開催いたします。なお、修養科の志願者ならびに各講習会の受講を希望する方は、くれぐれも体調管理につとめていただきますようお願いいたします。立教16年4月6日天理教教会本部おやのことばおやのここころ立毛の育つも、この世始めも同じ事、無い人間を拵えて、初めより、ものが言えたやない。「おさしづ」明治20年8月23日中国から伝来した七十二候という暦では、早春の暖かな雨が大地を潤すころを「獺祭魚」すなわち「獺(かわうそ)魚(うお)を祭る」という不思議な季節とされます。獺は魚をよく捕らえるものの、魚を岸にきちんと並べた後、なかなか食べようとしません。それが祭りの供え物のように見えたことから、獺が祖先の祭りをしているといって、この季節の名が生まれたそうです。春は親神様のご守護に満ちた不思議な芽吹きの季節です。木々の枝が一斉に芽を吹き、固い豆は殻を破って発芽します。「引き出し」のご守護が春風とともに山河に行き渡るのです。をふとのべのみこと様は、出産の時、親の胎内から子を引き出す世話や、世界においては、立毛(農作物)を地から引き出すことなど、引き出し一切の守護を下さいます。先日、2歳になる孫が、音楽を長時間じっと聴き入る姿に、親は「音楽の才能があるのでは」と親馬鹿ぶりを発揮しているので、「どんな才能も、徳分も、引き出していただくご守護があってこそ」と、しみじみ親神様の懐住まいを思いました。弥生は、陰暦で3月の異称です。その語源は、「いやおい」の変化とされており、「いや(弥)」は「いよいよ」、「おい(生)」は「生い茂る」と草木が芽吹くことを意味しています。弥生は、今日の陽暦では4月ごろに当たります。おぢばでは、4月16日に「はえでづとめ」が厳粛に勤められます。(橋本)