天理時報2021年10月13日号3面
秋空のもと感謝を込めて特別企画鼓笛お供演奏少年会本部(西田伊作委員長)は3日、本部神殿南礼拝場前で「特別企画鼓笛お供演奏」を実施した。これは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、「こどもおぢばがえり」が中止を余儀なくされたが、「子供たちが演奏する姿を、親神様・教祖にご覧いただく機会を設けたい」との思いから企画したもの。当初は8月からの開始を予定していたが、夏休みに新型コロナの感染が全国的に広がったことを受け、10月からの開始、および実施日を増やしての対応となった。初日となった3日には、各地から4団体、少年会員計68人が参加。東泉水プール前広場に集合した参加者に向けて、宇恵善継・少年会鼓笛活動課長は「皆さんの笑顔と、演奏の素晴らしさを親神様・教祖にお聞きいただこう」と呼びかけた。予行練習の後、参加者は南礼拝場前に再集合。こどもおぢばがえりソング『ありがとう!夏のおぢば』を一手一つに演奏した(写真)。この日、少年会員17人が参加した八木団鼓笛隊は、昨年に続いて参加。責任者の松尾善徳さん(49歳・八阪木分教会長・大阪府柏原市)は「今年もおぢばでの発表の機会を頂き、ありがたい。子供たちには、親神様に喜んでもらえるように、一生懸命に演奏しようと伝えてきた」と語った。下記QRコードから、当日の演奏の様子を閲覧することができます。視点すべては基本が肝心大相撲で史上最多の優勝45回を誇る第69代横綱白鵬(36歳=本名・白鵬翔、モンゴル出身、宮城野部屋)が現役引退を発表した。15歳で宮城野部屋に入門し、通算の勝ち星は1千187勝、優勝45回、横綱在位は約14年にわたる場所。いずれも史上最多を記録した大横綱が、ついに土俵を去ることになった。その引退会見で「若い世代へのメッセージやエールは」との質問に答えた。「基本を大事にして、まずは型をつくって、その型ができたときに型を破る、まさに『型をもって、型にこだわらない』。これができれば、必ず強くなっていくんじゃないかなと思います。相撲人生の中で、たくさんの技を持っている人はひとつも怖くなかったです。型を持っている人が怖かったです」天性の身体の柔らかさに、厳しい稽古による力強さや卓越した技を兼ね備えた白鵬だからこそ、相撲道の神髄を「基本」「型」をもって言い表したように思える。芸事や武道の練習を稽古というが、これには「古(いにしえ)を稽(かんがえる)」との意味がある。古いものの完璧性を前提にした価値観であり、昔の名人や達人を手本に、一歩でも近づく努力が技芸を進化させるという。すべては基本が肝心である。建築も土台が弱ければ崩れる。日本舞踊の井上流では、書体の基本である楷書を身に付けてから行書や草書を習得することになぞらえ、稽古に大切な心得として「楷書の如く」という言葉を使う。難しい技法をもって演じるのは、きちんとした基本があってこそとの戒めである。西洋伝統のバレエも、基本的な型を組み合わせて振り付けをしていく。その型は何百年も練りに練り上げられたもの。まず、それを身に付けたうえで創作工夫を加えていく。翻って、親神様のご守護の世界を思う。教祖のひながたを辿り、歴代真柱様のお導きを胸に、先人の道に倣い、教えに基づく生き方を心がける。それは陽気ぐらしへ続く道である。いかなる時代にも忘れてはならない基本である。(加藤)陽気ぐらしのヒント人生相談過去の不信感から親孝行できないQ現在、夫と子供に囲まれて幸せな毎日を送っています。しかし幼少期は、両親の暴言を受けて育ちました。いまでは両親が優しく接してくれるようになり、私も水に流して親孝行しようと思うようになりましたが、なかなか素直に実行できません。(40代女性)A親に優しくしようと思っていても、顔を見たら過酷な過去を思い出して優しくできないのですね。あなたにとって、それほどつらいことだったのでしょうね。私たちは「いま」「ここ」の現実を生きていますが、過去と切り離すことはできません。過去の経験や記憶が、現在の私たちを少なからず縛っているのです。なかでも「私はAだからBなのだ」という思い込みがあると、望み通りに生きられなくなります。その思い込みは正しいものなのか、冷静に考えてみる必要があります。あなたは、幼少期に両親の暴言を受けて育てられたにもかかわらず、いまは良き夫と子供に囲まれて、幸せな毎日を送っています。しかも、その両親は優しい性格に変わり、その結果あなたは、そんな両親をすでに許し、親孝行しようと思うほどの素晴らしい大人になりました。いま幸せに暮らしていること自体、あなたはもう親孝行をしています。ですから、もう遠い過去に縛られる必要はありません。人の心は思い込みや口癖に左右されるものです。「だから」ではなく「なのに」という言葉を使うように強く意識しましょう。「両親の暴言を受けて育った。なのに、いまはこんなに幸せな私。なんてありがたいことだろう」と。回答者古市俊郎福之泉分教会長公認心理師身上・事情などに関する悩みをお寄せください。個人情報は厳守いたします。●〒632-8686天理郵便局私書箱30号天理時報「人生相談」係■ファクス=0743-62-0290Eメール[email protected]