天理時報2021年8月22日号2面
三代真柱夫人中山まさ様20年祭在りし日の面影を偲び8月15日三代真柱夫人・中山まさ様の20年祭が、命日に当たる15日の午前10時から、中山大亮様祭主のもと、本部祖霊殿で厳かに執り行われた。当日は、親族をはじめ本部在籍者、直属教会長、教区長のほか、一般教会長やようぼ信者などが参列した。大亮様をはじめ祭員らは、定刻15分前に本部詰所を進発。神殿、教祖殿での参拝を経て、定刻の午前10時に祖霊殿で拝された。この後、開扉、僕に続いて、大亮様が祭文を奏上された。大亮様は、祭文の中で「霊様には、奇しき縁により中山家の人となられ、常に三代真柱様のお心に沿い、真柱の理を立てきって真実を尽くされました。また、神一条の精神をもって人を育て導かれ、時には厳しく、そして時には温かく道の子たちをご丹精くださいましたご恩は、誠にありがたく忘れる時とてございません」と、ご遺徳を讃えるとともに、「また、婦人会五代会長に就任されては、38年の長きにわたり婦人会員の成人のうえに心をお砕きくだされ、多くのみちのだいをお育てくださいました。人皆、道の母と仰ぎお慕い申しておりましたのに、ゆくりなくもお出直しせられましたことは、誠に口惜しく心寂しい限りでございます」と振り返られた。そのうえで「爾来、歳月は過ぎゆきて、今日はお出直しより早くも20年を数える時となりましたので、やしき内の者をはじめ、お徳を慕う人々御前に寄り集い、20年祭を執り行い、折々の思い出を連ねりし日の面影をお偲び申し、数々のご功績に御礼申し上げたいと存じます。何とぞ、霊様にも、真心よりお仕えするさまをお受け取りくださいまして、いまもこれからも道の行く手を御心放たずお見守りいただき、世界たすけの道の御用に勇んで働かせていただけますよう」と奏上された。祭員列拝に続いて、親族、本部勤務者代表、教会長代表、婦人会代表、一般参拝者代表らが参拝した。当日は新型コロナウイルス感染拡大を防止するうえから、殿内の参拝者数を制限。一般参拝者は、本部中庭の祖霊殿前に設置された50張りのテント内で、十分な間隔を空けて参列した。祭員らの退場後、宮森与一郎内統領が、一般参拝者にお礼のあいさつを述べた。その中で、宮森内統領は、まさ奥様のお話は常に、お道の者の通り方の基本や心がけておくべき事柄が含まれてお時旬に応じて、また、話す相手に対して、それぞれに思いをもって心をかけてくださったように思う、と話した。そのうえで、まさ奥様がお示しくださった姿をいま一度思い出して、その遺徳を偲び、足跡を慕って、ともどもに、これから先、次の時代の人や周りの人に教えを伝えていきたいと語った。大亮様は祭文の中で、まさ様のご遺徳を讃えるとともに、数々のご功績に御礼を申し上げられた(15日)日台の研究大会オンラインで天理台湾学会天理大学に事務局を置く「天理台湾学会」(会長=金子昭・天理大教授)は7月3日、初のオンライン形式で第30回研究大会を開催。日本と台湾の研究者や学生ら約60人が参加した。同学会は平成3年、台湾に関する学術研究の発展と研究者の相互の研鑽の場として、「天理台湾研究会」の名称で発足。現在の会員数は国内外合わせて約130人を数える。これまでに国立台湾大学や中国文化大学で講座や研究発表が行われるなど、国際的な学会として歩みを進めてきた。今回の大会では、日台の研究者ら7人が、台湾の言語や文化などの視座から研究発表や講演を行った。金子会長は「台湾社会におけるジェンダー意識の高揚と仏教尼僧の活躍—昭慧法師による社会活動事例を通して」をテーマに研究内容を発表。台湾社会において、昭慧法師が仏教界、社会にどのように影響をもたらしたのか、自らの研究成果を発表した。おやのこころおやのことば神の道は心を直す。「おさしづ」明治33年10月11日コロナ禍のおかげで、夕方になると妻とウオーキングに出る習慣がつきました。結婚して3年になりますが、いつの時よりもたくさんの会話を歩きながらしていて、いまさらながらよかったと思います。時には道端で見たものをあれこれ話すのですが、先日、妻が通りかかったカイヅカイブキの生垣に、ほかとは違うトゲトゲの葉が出ているのを見つけたことから、癖・性分の話に花が咲きました。排気ガスに強いことから、よく生垣などにされるカイヅカイブキという庭木は、柔らかで優しい葉をしています。ところが、これを剪定するときに枝を深く切り込みすぎたり、何らかの強いストレスがかかったりすると、そこから杉の葉に似た針のようなトゲトゲの芽を吹くのです。これ先祖返り”といい、長い歳月をかけて柔らかい葉に品種改良されたものが、深く切り込まれることやストレスによって、何代も前に先祖の持っていた性質が顔を出すのです。人も植物に似ています。長く道を通ってきたのだから、思わぬストレスがかかっても、先祖返りをせぬように、癖や性分が出ぬように、柔らかで優しいカイヅカイブキの葉のような心でいたいもの、と歩きつつ……。癖といえば、若いころ床屋の主人から聞いた話を思い出します。当時、まだ太く直毛だった筆者の髪は切りづらく、整髪もしづらかったそうです。主人いわく、「直毛もクセ毛のうちやね。曲がらんというクセやね」。なるほど、と得心しました。(人)