天理時報2021年8月22日号3面
感謝の心おぢばで育み「高校3年生JoyousStyle」学生担当委員会学生担当委員会(茶谷良佐委員長)は、8日から13日にかけて、「高校3年生JoyousStyle」を全2回にわたって実施、計159人が参加した。帰参した生徒たちは、「感謝」をテーマとする3日間のプログラムを通じて、仲間と信仰の喜びを分かち合った。これは、恒例の「学生生徒修養会高校の部」が中止を余儀なくされたことを受け、「生徒たちがおぢばや教会につながり、教えを拠り所とした生活を送ることができるように」との思いから企画されたもの。8月8日から3日間実施された第1回には、全国各地から高校3年生83人が参加した。宿舎は一人一部屋とし、朝夕2回の検温を行うなど、徹底した感染対策が講じられた。初日の開講式では、茶谷委員長があいさつ。「プログラムを通じて、親神様のご守護に気づき、今後の人生がより豊かなものになるよう感謝の心を育んでもらいたい」と話した。期間中、受講生たちは本部タのおつとめに参拝したほか、班ごとに分かれてグループタイムなどを持ち、班員同士の交流を深めた。2日目のグループタイム「サポーター」では、各自がお世話になった、あるいは影響を受けた人の名前を紙に書き出したうえで、どんな影響を受けたのかを振り返り、その人のためにできることを考え、感謝の気持ちを新たにした。また、1日1回行われた「おはなし」の時間では、3人の講師が、それぞれ「親神様・教祖おぢば」「かしもの・かりもの」「明日の君たちへ」と題して講話。この後、班ごとに「ふりかえり」の時間が持たれた。最終日のグループタイムでは、仲間への感謝の思いをつづった手紙を交換。生徒たちは、これを“お土産、として持ち帰り、それぞれ陽気ぐらしを目指すことを誓った。おぢばに帰り集った生徒たちは、3日間のプログラムを通じて感謝の心を育んだ(おやさとやかた東右第1棟で)右記QRコードから、期間中の様子をご覧いただけます視点いま注目される「Z世代」いまや世界中の企業が、人口のおよそ3分の1を占める「Z世代」(おおむね1995年から2010年の間に生まれた若者たち)に注目している。少子高齢化が進む日本では、この世代が占める割合はそそれほど大きくない。しかし、団団塊の世代が後期高齢者となるる2025年には、「Y世代」(80年代序盤から90年代中盤の生まれ)と合わせて生産年齢人口(15歳から64歳)の半数を占めることになる。つまり近い将来、彼らが日本でも消消費活動の主役となるのだ。Z世代は、思春期からスマートフォンを持ち始めた「スマホ第一世代」でもある。ほぼすべてのSNSの利用率が中高年よりも圧倒的に高い。彼らが起点となって拡散される情報は、他の世代の消費行動に大きな影響を及ぼすこともある。そのため、従来とは異なるマーケティングが必要となり、Z世代のことはZ世代に任せるくらいに広告や広報の権限を与え、中高年が彼らと協働することが重要といわれる(原田曜平著『Z世代』)。こうしたZ世代の中核をなす層は、お道における学生会員層に当たる。例年の「春の学生おぢばがえり」では、学生たち自身が企画立案したプログラムを、中高年の学生担当委員とねり合ったうえで実行に移す。また「学生生徒修養会」のカウンセラーは、参加者と年齢が近い若者に任されている。それは、「若い者には若い者をもって、教祖の教えを伝えてもらうのが一番善い方法」だからである(中山善衞・三代真柱様「学生生徒修養会高校の部スタッフ研修会におけるお話」、昭和58年6月24日)。今年も、両行事ともに中止を余儀なくされた。その代わりに「道の学生オンラインの集い」がネット配信され、大幅に人数制限し日程も短縮した「JoyousStyle」が開催された。形は変わっても、良き伝統を引き継いだ次代の人材育成は、ますます重要となる。そしてこの先、全教挙げての成人の一里塚である教祖100年祭と、本教の大きな節目となる立教150年には、多くの〝Z世代ようぼく”を起点として、世界たすけの喜びが拡散されることを楽しみにしたい。(三濱)陽気ぐらしのヒント人生相談中3の娘がスマホ依存〟に・・・Q一昨年、中学入学を機に、娘にスマホを買い与えました。しばらくは自制して使っていましたが、昨年の一斉休校を機に、一日中触るように。成績も落ち始めたので注意したものの、聞く耳を持ちません。どうすれば“スマホ依存〟から抜け出せますか。(40代男性)A最近とても多い相談ですね。本人も使い過ぎは十分分かっているものの、勉強に対しては何をどう手をつけていいか分からず、やる気が出なくて困っているのかもしれません。そんなとき、スマホは瞬時にゲームや動画の世界に入り込んで、誰かとつながれば嫌な現実から離れることができます。こんな便利なものは手放すことができません。この状態を改善するには、親子でよく話し合ってルールを決め、それをしっかり守らせ、守ったら褒め、守らなかったら使用を制限することが基本です。しかし、親の働きかけでやる気を起こさせるのは「外的動機づけ」を与えることであって、一時的な効果は見られても長続きしません。娘さん自身の「内的動機づけ」が必要です。昨今、素晴らしい若者が各方面で活躍しています。好きなことや得意なことを親にも認められ、自ら進んで人一倍努力してきた人たちです。子供は親の思い通りに育てられません。子供が育つのを応援するしかありません。娘さんの好きなことは何でしょうか。たとえ、それが役に立たないものであっても、認めて、できるかぎり応援してあげませんか。そうすれば、娘さんはスマホを使う時間を惜しんで努力しますし、心が勇んでくれば親との会話も増えていきます。回答者古市俊郎福之泉分教会長公認心理師身上・事情などに関する悩みをお寄せください。個人情報は厳守いたします。●〒632-8686天理郵便局私書箱30号天理時報「人生相談」係■ファクス=0743-62-0290Eメール[email protected]