天理時報2021年8月22日号4面
企画特集子弟育成の取り組み笑顔とひのきしんの夏休み教会で〝いまできる”催しを埼玉県飯能市の東飯能分教会(岩渕哲也会長)では、「立教18年こどもおぢばがえり」が中止を余儀なくされるなか、7月25日に「教会でおぢばがえりごっこ」と銘打った行事を催した(写真1)。これは、「おぢば帰りが難しい状況の中で、教会でできることはないか」と考え、「おぢばに心を届けよう」をテーマとして、教会でのお楽しみ行事と伏せ込み行事を企画したもの。当日は、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため参加人数を制限。少年会員8人を含む1人が参加した。子供たちは神殿でおつとめを勤めた後、「おやさとやかた講話」のアニメを視聴したうえで、岩渕会長の講話に耳を傾けた。この後、コイン落としやスーパーボールすくいなど、敷地内に設けられたゲームや、スイカ割りを楽しんだ(写真2)。なお同教会では、8月28日にも同様の行事を開催する予定。山名大教会(諸井道隆会長・静岡県袋井市)でも7月31日、「教会でこどもおぢばがえりごっこ」と銘打った行事を催した。当日は感染拡大を防止する対策を徹底し、参加者を30人に制限。神殿に集合した子供たちは、諸井会長(50歳)のあいさつに続いて、道友社制作の「こどもおぢばがえり」の動画を観賞。おつとめを勤めた後、教会敷地内に設けられたミニプールやウオータスライダーで夏を満喫した(写真3)。昼ご飯には「天理カレー」を〝再現〟した手作りカレーに舌鼓を打ち、午後からは神殿内の回廊拭きのひのきしんを行った。兵庫県淡路市の和一分教会(木村基彰会長)は、7月10日に「夏祭り」を実施。教会につながるようぼく・信者のほか、地域住民ら30人が参加した。当日は、「こどもおぢばがえり」の「決戦!忍者村」さながらに、子供たちが水鉄砲で遊ぶアトラクションを用意(写真4)。スタッフは新型コロナウイルスのワクチンを事前に接種したほか、参加者も家族ごとの入れ替わり制にするなど、感染防止対策を徹底した。また夜には、教会近くの海で花火1発を打ち上げた(写真5)。これは、木村会長が知人や友人ら4人から資金を募り、自治体の許可を取って打ち上げたもの。近隣の100軒にチラシを事前配布し、地元住民も自宅から花火を楽しんだ。奈良県宇陀市の常盤木分教会(橋本道雄会長)は11日、「ときわぎキッチンこども食堂フェスティバル」と題するイベントを実施した。「こども食堂」を続けている同教会では、例年の「こどもおぢばがえり」の参加者はもとより、「こども食堂」の利用者を対象に、同フェスティバルを企画した。当日は夕づとめを勤めた後、橋本会長が「三つの約束」について説明した。続いて、感染防止対策を講じながらカレーを食べた参加者たちは、「こども横丁」を模したお楽しみ行事に興じた(写真6)ほか、最後はキャンプファイアを囲んだ。時報歌壇植田珠實考えている口の形に見ゆるなり自粛の部屋に咲くアマリリス東村山市加藤八重子障害児支援事業所を手伝いて見守る吾が癒やされていく玉野市藤原良用コロナ禍で誰にも会えぬ日がすぎて一人淋しく膝をかかえる京都市寺澤幸子介護には思いもかけぬ幸のあり静かに続く母と暮す日横浜市及川秀代膝をつき傷つけぬようコツコツと遺跡掘るようジャガイモ掘りは日立市高岡とみえ寿司買えばカーネーション一本ついてくる連休明けの今日は「母の日」奈良市渚たえ子逝きて三年来るあてのなき手紙待つポスト見る癖未だ直らず市川市小松富子小児麻痺などと言われた麻痺の身を借りたまいたる親を誇りに伊勢市小林美珠希老いてなほ学びたきこと多多あれど先づは良き歌一首詠みたし呉市月原光政老人と笑うな今は雨宿り気は元気なり病みて一年川崎市木村道治おさづけを頼りひとつに外国へ渡りし叔母の出直しを聴く一宮市伊藤恵子朝づとめの合い間に聞こえる牛蛙あたりに響く眠そうな声甲賀市山田婦美子どこからか飛んで根づいたギボウシがうすむらさきの花を咲かせる福山市藤井光子はつ夏の介護施設の軒先につばめの子育て今年も始まる所沢市三上理恵子猫が来てまた葉書など書くのかと睨む気にしないとにらみ返す宇佐市三好秋美選者詠仙田善孝・三宅雅史氏著『「かりもの」のからだのふしぎ』ご上梓御祝い「みじかかる一世とおもへ」神よりの借り物の身をしみじみ思ふ【評】コロナ禍、そして大雨の災害など不安な日々は続いています。アマリリスの花さえ吼えているように見えると加藤さん、人を見守ることは心を癒やされると藤原さん、誰にも会えない淋しさを訴える寺澤さん。どうぞ皆さま、佳き秋をお過ごしくださいますよう。