天理時報2021年8月8日号2面
御教えを身近な人へ「全教一斉にをいがけデー」9.28-30立教184年「全教一斉にをいがけデー」の実施要項が先ごろ発表された。推進役を担う布教部(松村登美和部長)では、9月28日から30日までの3日間を「ようぼくの実動日」と位置づけ、ようぼく一人ひとりが”身近な人へのにをいがけ〟に取り組むよう申し合わせている。さらに「にをいがけデー」用リーフレットやSNS(ソーシャル・ネットワーキンサービス)などの積極的活用も呼びかけている。日ごろ教会などを拠点に、思い思いに展開しているにをいがけ活動を、年に一度、同じ地域に住むようぼく・信者が心を合わせて推進する「にをいがけデー」。今年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、大勢がひと所に集まることが難しい地域が少なくないことから、「身近な人へ御教えを伝えよう」をテーマに掲げ、未信仰の家族や近親者、隣人や職場の同僚など、身近な人へ教えを伝えることを申し合わせている。また、これまで実施してきた「教会長路傍講演の日」は設けないことになった。こうした新たな形の「にをいがけデー」の実施に当たり、布教部では〝身近な人へのにをいがけ”のヒントになる、さまざまな活動例を提示。身上者へ積極的におさづけを取り次ぐことや、新たに作成した「にをいがけデー」用リーフレット『いい心が、いい明日を引き寄せます』を身近な未信者へひと言添えて手渡すことなどを促している。このほか、「天理教ホームページ」内の教えを分かりやすく伝える動画や音声などのコンテンツを積極的に活用するよう強調。SNSを使ったにをいがけも、活動例の一つとして提示している。なお布教部では、「にをいがけデー」の具体的な活動例を記載したチラシを各地の教会や布教所へ事前に配布。チラシに添付したQRコードから、インターネット上の各種コンテンツにアクセスできる。各教会や布教所に配布された「にをいがけデー」チラシ。具体的な活動例が示されている自分にできる精いっぱいの実動を松村登美和・布教部長(談話)にをいがけデーは長年、支部活動を中心に実施されてきた。いま、ひと所に集まって実施することが難しい地域が少なくないなか、皆が心を一つにそろえて実動すれば、親神様は必ずお守りくださると信じている。一方で、感染防止の対策を十分に講じたとしても、大勢が集まって動けば、それを目にした地域の方々が不安を抱くかもしれない。そこで、今回「身近な人へ御教えを伝えよう」をテーマに掲げた。いまだ信仰するに至っていない家族や近親者、普段から付き合いのある隣近所の人、職場の同僚や友人、知人の中で、「この人にならお道の教えを伝えられる、伝えたい」という人にしっかりと働きかけていこう。にをいがけは苦手だ、自信がないという方もいらっしゃるだろうが、心配は要らない。親神様は、私たちの心一つを受け取って働いてくださる。そして、こちらが力を入れれば、親神様も力を入れてくださる。私たちはただ、自分にできる精いっぱいの実動をさせていただけばいい。そこに親神様はお働きくださるのだから。まずは、親神様にしっかりとおもたれして、「全教一斉にをいがけデー」の当日を目標に、ともどもに積極的に努めさせていただこう。道友社合併号のお知らせ8月15日号と22日号を合併し、8月22日号として発行いたします。8月15日号はお休みとなりますので、ご了承ください。9月期の修養科と各講習会などについて8月期に引き続き、9月期も修養科生の受け入れを行います。また、8月27日開講の教人資格講習会と教会長資格検定講習会を実施するとともに、8月25日からの三日講習会Ⅰ、9月17日からの同Ⅱについても開催いたします。なお、修養科の志願者ならびに各講習会の受講を希望する方は、くれぐれも体調管理につとめていただきますようお願いいたします。立教184年8月4日天理教教会本部教会本部8月月次祭の参拝について新型コロナウイルス感染拡大防止の対策として、教会本部の8月月次祭には、ようぼく・信者の皆様の参拝をお控えいただき、各教会・布教所、自宅などから遥拝をお願いいたします。立教184年8月4日天理教教会本部おやのこころおやのことば十ドこのたびむねのうちすみきりましたがありがたい「みかぐらうた」四下り目岩手県釜石市は10年前の東日本大震災で、甚大な津波被害に見舞われました。あるとき、市内の中学校の校長先生が、涙ながらに語ってくれました。津波の襲来後、中学校の体育館には被災した多くの方々が身を寄せていました。食べ物も十分に行き届かず、お腹を空かした子供たちの姿に居ても立ってもいられなくなった先生は、食料を求めて内陸へ車を走らせます。内陸の街に到着し、近くのドラッグストアで間もなく食料が販売されるとの情報を得ました。早速向かいますが、そこには長蛇の列ができていました。内陸でも食料不足は深刻で、販売がやっと始まるところだったのです。先生は断られる覚悟で、店長に事情を話しました。すると店長は、拡声器を使って「こちらは津波の被害に遭った釜石の中学校の校長先生です。いま避難所には、お腹を空かした方々が大勢おられ、食料を求めてはるばるやって来られたそうです。優先的にお渡ししてはいかがですか?」と、列に向かって呼びかけました。すると「いいぞ!持って行ってもらえ!」という声が次々に上がり、食料品の数々を快く譲ってくれました。先生はありがたくて嬉しくて、涙が止まらなかったそうです。「十ドこのたびむねのうちすみきりましたがありがたい」人は困難に直面したとき、相手を思いやり、たすけ合う中で、本来の澄みきった心になれます。その境地こそ、陽気ぐらし世界であり、日ごろ忘れてはならない心でありましょう。(な)