天理時報2021年8月1日号3面
真夏の日差しのもと7月月次祭教会本部の7月月次祭は26日、中山大亮様祭主のもと、本部神殿で執り行われ大亮様は祭文の中で、「私どもをはじめ教会長、ようぼく一同は、新型コロナウイルス感染症の不安が治まらぬ状況のもと、いまなお道の諸活動をも制限せざるを得ない事態の続く中に、親神様の思召を深く思案し、あらためて教祖のお付けくだされたたすけ一条の道を弛むことなく推し進めるとともに、次代を担う子供たちの育成、丹精につとめきる覚悟でございます」と奏上された。この後、かぐら・てをどりが陽気に勤められた。この日は、日本各地で最高気温35度を超える猛暑日を記録。親里一帯にも真夏の強い日差しが降り注いだ。おつとめの後、山本利彦本部員が神殿講話に立った。山本本部員は、親神様の懐住まいを実感し、身の周りのすべてが陽気ぐらしへ向けて用意してくださっているものであると悟ったなら、日々に起きてくることに喜びを感じられるようになると指摘。その喜びが人から人へ伝わるように歩ませていただきたいと話した。7月月次祭は、新型コロナウイルスの感染防止対策を講じたうえで勤められた(7月26日)海外ニュース英国連絡所21周年記念祭英国連絡所(サイモン・パターソン代表)は7月4日、開設21周年記念祭を執り行った。同連絡所では昨年、開設20周年記念祭の準備を進めるなか、国内での新型コロナウイルス感染拡大を受けて延期を決定した。当日は34人の教友が連絡所に参集。日本からは、松田理治・海外部長をはじめ、来賓や関係者がオンラインで出席した。祭典後、あいさつに立った松田部長は、起こってくる出来事をご守護として捉え、困難な状況の中でも自分たちに何ができるのかを考えて、英国での陽気ぐらし実現を目指してもらいたいと話した。これを受け、パターソン代表は、21周年を各自が一人前になる成人の旬と考えて、連絡所が教えを実践する拠り所となるよう尽力したいと述べた。新任7月26日のお運びで、笠岡大教会(岡山県笠岡市)の6代会長に上原明勇氏(38歳)がお許しを頂いた。笠岡大教会長に上原明勇氏笠笠【上原氏略歴】昭和58年3月22日生まれ。平成2年本部青年。24年青年会笠岡分会委員長。25年青年会本部実行部員。就任奉告祭は1月24日。視点子供の心を育む夏にある民間研究所の調査によると、コロナ禍の夏休みに、親が大切にしたいと考えるのは「家族で一緒に過ごす時間」と「夏休みだからできる体験」という回答が多かった。具体的に子供にやらせてみたいこととしては、多くの親が「プール」「キャンプ」「海水浴」「川遊び」など、夏休みならではの非日常体験を挙げた。しかし、いまだ続く制限下では、こうした望みを叶えられる家庭は多くないのではないか。教育カウンセラーの草分けである菅野純氏(早稲田大学人間科学学術院名誉教授)は、幼児期から学童期の間に育てるべき子供の心に〝三つの土台〟があるとしている。土台の最上段は「社会生活の技術」で、人と人とが関わり合って暮らすうえで役立つテクニック。そして、それを支える土台となるのが「心のエネルギー」だ。このエネルギーをチャージするためには、「1安心感2楽しい体験3認められる体験」の三つの要素が不可欠で、これらをバランスよく与えることで、勉強や物事に取り組む前向きな気持ちが芽生えてくる。これらは、冒頭に紹介したコロナ禍の夏休みにおける親の思いと合致している。しかし菅野氏は、その下層にさらに重要な土台があると述べる。その土台は「〈人間のよさ〉体験」で、「人っていいな」という子供の実感が、他者への信頼感と自己肯定感を育むという。言い換えれば、子供が人から親切にしてもらったり、優しくしてもらったりした体験の積み重ねだ。この基礎がないと、思春期以降の人格形成に深刻な影響が表れることもあると注意を促している。ある先人の幼少体験に、教祖が「ここは生れ里(ざとう)やよってになあ」と仰って、両手にこぼれるくらい金米糖の御供を下さり、そのときの嬉しさは忘れられないと伝えている。これに象徴されるように、教祖は、お屋敷を訪れる子供に分け隔てなく、お菓子を与えられるのが常であったと聞く。この夏、こうした教祖のひながたを思いつつ、子供たちに接していきたい。(諸井)陽気ぐらしのヒント人生相談「虐待かも……」と自己嫌悪Q5歳の息子が言うことを聞かなかったり、わがままを言ったりすると、つい大きな声で怒鳴ってしまいます。最近では、息子が私を見ると怯えるようになりました。しつけの行き過ぎで虐待しているのかもしれないと感じ、自己嫌悪に陥っています。(30代女性)A山で迷ったら元来た道を引き返せ、といわれるように、育児の道も、しつけの基本に立ち返るのがいいと思います。しつけの基本とは「1親が子供に期待することを具体的に教える2教えたことを練習する3教えた通りできれば褒める」の三つです。特に、不適応な行動が起こる前に予防教育を施すことが大切です。たとえば、公園へ行って「帰ろう」と言うと、「イヤ」と言って遊び続けることがよくあるとします。この場合、「帰ろう」と言われたら「分かった」と言ってすぐに帰るよう前もって教え、練習し、それができれば褒めて励まします。また、シール帳を作って、すぐに帰れたら好きなシールを1枚貼ることができる、というルールを定めるのもいいでしょう。シールが貯まれば、お菓子と交換できるなどのご褒美を設けると、さらに効果的です。子供が指示に従わないことにイライラしたときは、深呼吸をして、まず落ち着きを取り戻すことです。そのうえで、あらためて、子供にしてほしいことを教えましょう。人は落ち着いているときこそ、一番学ぶことができるからです。最後に、このことを通じて、あなた自身が信仰の道の基本である「素直に教えを実行すること」ができているか、点検してみてはいかがでしょうか。回答者堀健一家庭支援プログラムアドバイザー晃栄理布教所長身上・事情などに関する悩みをお寄せください。個人情報は厳守いたします。●〒632-8686天理郵便局私書箱30号天理時報「人生相談」係●ファクス=0743-62-0290Eメール[email protected]