天理時報2021年6月27日号3面
新企画旬景さんぽOYASATO風物詩青空に大きく伸びをして南礼拝場前を歩いていると、子供たちの元気な声が聞こえてきた。東泉水プールで、天理幼稚園のプール遊びが始まるみたい。「いち、に、さん、し……」。園児たちは大きく体を曲げ伸ばしして、歓声とともに一斉にプールに入っていく。無邪気にはしゃぐ笑顔。水面もキラキラ輝いている。ふと、私はいつからこんなふうに無邪気に遊ばなくなったのかなと考えた。そもそも遊ぶって何だろう語源を調べると、その昔、中国では「自然に身を任せ、何物にも囚われない心のゆとり」を〝遊び〟と言ったらしい。もしかすると、変化する日常に戸惑ったり、日々の生活に追われたりする大人にこそ、遊びが必要なのかもしれない。腕を振り上げて大きく伸びをすると、綿菓子に似た真っ白な雲が青空に浮かんでいた。ここ数日の梅雨空がうそのように気持ちいい。今年こそ、新しい水着を買おうかな。創立130周年記念祭西宮大西宮大教会(秋岡正直会長・兵庫県西宮市)は5月30日、創立130周年記念祭を執り行った。同大教会では、「教会創立の元をたずね自らが勇み他を勇ませて人のために尽くす喜びを広げよう」との活動方針とともに、部内教会が、それぞれに見合った具体的な活動目標を掲げて取り組んできた。当日は、真柱様のメッセを大教会世話人の西浦忠一本部員が代読。おつとめの後、あいさつに立った秋岡会長は「お互い今日を吉祥に、次の〝成人の塚”を目指して、西宮の全教信者家庭がいつまでも幸せであるように、真真柱柱様様から頂したメッセージを治めて、しっかりと教会、おぢばにつながり、共に陽気に勇んで成人の歩みを進めさせていただこう」と呼びかけた。なお、記念祭の参拝は部内教会長夫妻に限定。検温、マスク着用や手指消毒、密を避けるために参拝する場所を増やすなど、感染防止対策を徹底した。さらに、大教会での参拝が叶わない信者に向けて、記念祭の様子をライブ配信した。(西宮大・秋岡社友)別席取次人木村秀之立教16年6月20日お許しを頂かれました。内統領室視点科学の言葉〟でにをいが先ごろ出直された村上和雄筑波大学名誉教授(本部直属典日分教会ようぼく)は、生命科学の分野で目覚ましい業績を挙げられた。そのあらましは、本紙5月30日号の特別寄稿「科学の視点から教えを世界へ発信」(執筆者=今中孝信・「憩の家」元副院長)に詳しいが、信仰者としての視点からも、科学的知見を踏まえつつ論考を重ねられた。たとえば遺伝子DNAには、たった4種類の塩基配列の組み合わせによって膨大な量の情報が書き込まれている。この設計図に基づいて各細胞に機能が与えられ、それぞれが異なる働きをしながら有機的に生命活動を維持している。また、遺伝子操作によって、細胞の改良やコピーなどが可能となり、医学にも応用されつつある。ところが、最も単純な細胞である大腸菌一つ、いまだに科学の力ではゼロから作れない。さらに、生物学的な死についても、あらかじめ遺伝子に”死のプログラム〟が書き込まれている可能性があるという。「息を引きとる世話」もご守護と教えられる私たちお道の信仰者にとって、興味深い学説である。こうした生命の精緻な営みはもとよりだが、その働きの仕組みを極微の空間に書き込んだ存在こそ、親神様にほかならないとして、その存在を「サムシング・グレート」(大いなる何ものか)と名づけ、一般向けに説明されていた。ご自身を〝サムシング・グレートのメッセンジャー”と称されたのは、科学の言葉を用いたにをいがけを意図しておられたからだと推察する。教祖から教わったこの世の真実に、村上教授の生命観を踏まえた最新の科学がどこまで近づけるのか、将来が楽しみでもある。私たちは、それぞれの立場で教えを伝え、人間生活の目標である陽気ぐらしへと着実に向かいたいと思う。(村)陽気ぐらしのヒント人生相談母親の出直しに立ち会えなかったQ昨年、実母が出直しました。風邪で入院したものの、軽症と聞かされていました。ところが容体が急変し、そのまま出直したのです。母の最期に立ち会えなかったことを、とても後悔しています。この悲しみを、どう乗り越えればいいでしょうか。(40代女性)A愛しい人との別れは、誰もがつらく悲しいものです。母親の最期に立ち会えなかったのは、本当に残念で悔やまれることでしょう。しかしながら、いつまでも悔やんでいたり悲しんでいたりしたら、それこそ亡き母親も悲しむばかり。いまのあなたの姿を心配していると思います。元気で過ごしてもらいたいと強く願っているはずです。まずは故人の祖霊様に、最期に親孝行ができなかったことを素直にお詫び申し上げ、その分も、これから前向きに人生を歩みますと、心の中で唱えてみてください。祖霊様は、その気持ちをしっかりと受けとめ、あなたの今後の人生を見守ってくれます。悲しい出直しの節を乗り越え、陽気ぐらしの人生を歩むことが、母親への孝行につながります。また困ったときは親神様、教祖、祖霊様のもとへ足を運ぶのが一番です。おぢばや教会へ足を運んでください。心を込めておつとめを勤めれば、節を乗り越える力を頂けます。教友と会話を交わすことで、生きる喜びの種も見つかります。ほかにも、生かされている感謝の気持ちを込めて、ひのきしんに励むのもいいでしょう。きっと、心が晴れやかになります。どうかこれからの人生、先に亡くなった方に喜んでもらえるよう、一歩を踏み出してみてください。回答者平澤勇一磐城平大教会長福島教区長身上・事情などに関する悩みをお寄せください。個人情報は厳守いたします。●〒632-8686天理郵便局私書箱30号天理時報「人生相談」係●ファクス=0743-62-0290Eメール[email protected]