天理時報特別号2022年4月号3面
食べ終わると「ごちそうさま」。家を出るときは「行ってきます」。子供のころから、こういう基本をしっかり身につけさせることが大切で、それができて初めて家族のコミュニケーションが成り立ち、もっと複雑なコミュニケーションにも発展するのではないでしょうか。時には家族の「おはよう」という、あいさつのンやイントネーションから、重大な心の変化を読み取ることができるようになる。あるいは、相手がちょっと問題を抱えていそうだなと気づいたら、あえて「おはよう」から入らずに順番を変えて、ちょっと変化球を投げてみる。最終的に相手が元気になったらオーケーなのです。家族に限りません。学校でも職場でも、あるいは近所付き合いでも、言葉づかいやマナー、日常の態度など、生活の基本がしっかりしている人は、付き合っていて気持ちのいいものです。基本的なマナーも態度も身についていない人が何を言っても、それは「邪路」としか受けとめられません。そういう「格」に入った人だからこそ、時には「格」を出て自在を得る。こういう自在の空気の操り方ができる人を「人間力のある人」「包容力のある人」というのではないか、そう思います。天理教には「人をたすけて、わが身たすかる」という教えがあります。生活の基本は「何事も人さまのために」という教えです。私もそういう「格」に入ることを目指しています。私の好きな表紙風のはな景し西薗和泉IzumiNishizono「桜並木」2年前のコロナ下、緊急事態宣言発出前に描いたものです。いつもの花見灯籠もなく、人通りもほとんどありませんでした。それでも咲き誇る桜の美しさに、強く胸を打たれました。写生場所……..天理市布留町、石上神宮前西蘭和泉水彩画展毎日がスケッチ日和〟アートスペース上三条奈良市上三条町42022年4月5日(火)~10日(日)10:00~18:00(最終日16:00まで)