天理時報特別号2021年10月号3面
す。「変えられるのは自分と未来」だということです。他人が変わる可能性があるとしたら、それはまず自分が変わること。気づかなかった面に気づく。当たり前だと思っていたことが、そうでないと気づく。その結果、喜べなかった相手のことも受け入れられる。そうなると、不思議と相手も変わってくれます。そして、その瞬間から未来が変わり始めます。周囲は何も変わっていなくとも、少なくとも見える世界が変わってきますから、心に映る風景も変わって見えるはずです。あなたに真の笑顔は必ず訪れます。その「結」を導くための「転」こそが、最大の要素です。「転」とは、切り替えのチャンスのようなもので、ときによって人との出会いであったり、かけられた言葉であったり、偶然目にした文章であったりします。そして悪いことに、この「転」は、つかみ損なうと一瞬で過ぎ去ります。〝幸せの女神”を手放してはいけません。さらに重要なことは、「起」も「承」も、この「転」を呼び寄せるために必要不可欠なものだったということです。無駄な悩みなど、この世にありません。すべてこの「転」を引き寄せるための、必要な苦しみだったのです。なぜなら、深い悩みを持っていない人には「転」は見えないのです。見えても心に残らず、「ふーん」で終わってしまいます。このメッセージをお読みのあなた。私も誰かの「転」になりたくて、これを書いています。願わくは、明るい未来たに訪れますように。絵おけむらはるえ私の好きな風景表紙のはなし西薗和泉IzumiNishizono「踏切鳴る」木津川市に引っ越してから20年以上がたちます。絵に描いてきた旧市街も様変わりしていますが、この踏切周辺は当時の面影を残しています。写生場所・・・・・・京都府木津川市にしぞの・いずみ1960年、奈良県天理市生まれ。84年、京都市立芸術大学油画科卒業。2021年まで天理中学校美術教諭を務めた。著書に『木かげと陽だまり水彩こころの覚え描き』(道友社刊)がある。