天理時報特別号2021年8月号5面
2021年8月1日
お道(天理教のこと)の教えは最先端科学の現場でも大きな拠り所となり、また偉大な力を発揮する。私はこのことを、社会のさまざまな分野で働いておられるようぼく(用木さづけの理を戴いて親神の手足となって働く人)の皆さんに声を大にして訴えたい。どんな立場にあって、どんな仕事をしていようと、そこにお道の教えを生かしていくなら必ずうまくいく。素直に教祖のご存命のお働きを信じ、もたれていくならご守護が見えてくる。照る日曇る日、嬉しい日・悲しい日もあるだろう。しかし、心を定め、人間のまことの親のぬくもりを感じながら進んでいくならば、きっと道は開ける。いま、すでに天理教の信仰をしている人の中には、私を含め、世間的に結構なご守護を頂いている方も多いのではないかと思う。しかし、お道の教えは目前のご利益のみを願う拝み祈禱の信仰ではないはずである。「陽気ぐらしの社会」というのは、私が、私の一家が、私の研究室だけがしあわせになる道ではないし、また物質的に、世間的に結構な暮らしができることでもない。このことを私は、自分にあらためて言い聞かせたい。これからの時代を背負って立つ若い世代の人々よ、教祖の教えを持ち場立場で生かしていこう。この教えが世界のいかなるところでも通じることを確信して、一歩でも前進しよう。最先端のバイオテクノロジーの現場にいる、信仰者のはしくれの、これが若い人たちへ贈るメッセージである。2007年、東京国際ブックフェアで行われた『陽気ぐらしの遺伝子』(道友社刊)出版記念トークショー