天理時報2022年11月9日号3面
【【真柱様お言葉】あらきとうりようの真価を発揮する青年会に – 第96回青年会総会】青年会本部(矢追雄蔵委員長)は10月27日、第96回「天理教青年会総会」を開催、約600人の青年会員が参加した。3年ぶりとなる今回は、対象者を直属分会および教区・海外青年会の代表者と実行部員に限定。プログラムは2部制のもと、本部東礼拝場と第2食堂でそれぞれ実施された。午前8時すぎ、受付を済ませた参加者たちが、第1部の会場となる東礼拝場に続々と参集。適度な間隔を空けて座った後、粛々と開始時刻を待つ。9時、中山大亮青年会長が神殿上段へ。中山会長を芯におつとめを勤めた。この後、真柱様がご入場。総会開催への祝辞を述べられた後、真柱様のお言葉を、中田善亮表統領が代読した。冒頭、「この総会で受け取ったことをしっかり持ち帰って、全国の会員に伝えてくださることをお願いしたい」と前置きされたうえで、青年会の活動理念である「あらきとうりよう」の精神に言及。その意味は、いまだお道の教えが伝わっていない所へ率先して分け入り、教えを伝え弘める「布教」と、自分の信仰を掘り下げる「求道」にあるとして、二つ一つともいえる荒道開拓の使命を身に行えるようになることが青年会員として最も大切であり、一人でも多くの道の若者が実行できるよう進めていくことが、青年会活動の根幹であると示された。続いて、青年会の時代は将来への準備期間であると指摘。まず大切にしてもらいたいのは、親神様の思召をしっかり心に治めることであり、その方法として、「教理を深めること」「本教が歩んできた歴史を知ること」の二つを挙げられた。そのうえで、ひながたや原典に示された信仰の指針を目標に、心を練りながら日ごろ与わってくることに精いっぱい取り組んで学び得たことは、自分が育つ養分になり、それを蓄積することが成人の道の伏せ込みとなると述べられた。この後、前日の秋季大祭に、教祖140年祭へ向けて「諭達第四号」を発表したことにふれられ、道の子一人ひとりが心を揃え、年祭の元一日に思いを馳せて、をやの思いに応えさせていただく成人の実を挙げ、全教が一丸となって勤めきらせていただきたいと話された。最後に、間もなく年祭への三年千日に入ることを踏まえ、「年祭活動は全教が一手一つになって動く旬である。その中で、道の若者らしく、あらきとうりようとしての真価を発揮する青年会になってもらいたい」と一同に求められた。「問いと対話」を心に第96回青年会総会には、直属分会委員長や教区青年会委員長など約600人が参加した(10月27日)第1部に引き続き、第2部が第2食堂で行われた。冒頭、あいさつに立った中山会長は、社会が大きく変わる現代においては「問いと対話」が大切と話を起こされた。続いて、問いは対話を、対話は気づきを生み、気づきは自分の価値観を広げ、新たなチャレンジをするきっかけをくれるとして、自らも「かしもの・かりもの」の教えについての対話を通して「伝わる人」になる大切さに気づいたと述べられた。そのうえで、教えを伝える一方で、まずは自らが教えを心に治め、いつも陽気なにをいが出る“なるほどの人”になることが重要と話された。さらに、来年始まる年祭活動についてふれられ、「教祖のひながたを辿る」という目標に向けて、まずは「教祖のひながたとは何か」という問いを立て、人と対話し、自らの行動に落とし込むことが大切と強調された。最後に中山会長は、まず一人ひとりが神様と一対一になって「伝わる人」になる努力を重ね、「問いと対話」を心に置きながら、お互いに楽しんで信仰生活を通らせていただこうと呼びかけられた。この後、二人一組による対話形式のワークの時間が持たれた。最後に、矢追委員長のあいさつに続いて、全員で『天理教青年会々歌』を斉唱した。, 【第24期委員会発足 – 青年会】委員長に安井昌角氏青年会本部は、10月27日の例会の席上、第23期委員会の任期満了に伴う第24期委員会の発足と、新人事を発表。中山大亮青年会長から任命を受けた安井昌角氏を委員長に、第24期委員会が発足した。新委員は次の通り(敬称略)。◇委員長安井昌角副委員長石倉勤前川治輝委員仲野大吾、深谷陽道、諸井忠実、永尾一祥、鈴木寿男、植田義久、松村天晴、井筒敏成、島村久生、瀬戸陽一、吉井勇一朗、尾﨑優、木村未明、宮内元浩、廣田真人、田中亨典、小原理生人、森井治、日下部一宗、伊勢谷和海、近藤義道、柏木尊人、西浦修、北嶋正直、宇惠道明、番正道人、青木啓一郎、髙見信親、深谷弘和、中田大安, 【12月期の修養科と各講習会などについて】11月期に引き続き、12月期も修養科生の受け入れを行います。また、11月27日開講の教人資格講習会と教会長資格検定講習会を実施するとともに、12月2日からの三日講習会Ⅲについても開催いたします。なお、修養科の志願者ならびに各講習会の受講を希望する方は、くれぐれも体調管理につとめていただきますようお願いいたします。立教185年11月2日天理教教会本部, 【宗教と報道について思う – 視点】近ごろ旧統一教会の問題がテレビで取り上げられるたびに、マスコミが宗教について報じる難しさと責任を思う。宗教学者の山折哲雄氏は「今回、旧統一教会の問題で注目される『霊感商法』などは、今に始まったことではない。特殊な犯罪行為と結びつく場合がしばしばあった。(中略)何十年にもわたり反社会的行為が見過ごされてきたことについては、最前線にいたジャーナリズムの責任も大きいといえる」(『産経新聞』9月25日付)と指摘する。山折氏は日本を代表する宗教学者の一人である。自身も僧侶の子として生まれ、大病を経て、宗教と人間について深い識見をもつ信仰者でもある。氏は先の紙面で「旧統一教会の信者の子の代が『宗教2世』という言葉で報道されるようになったが、実は私も純粋な『宗教2世』だ」と、苦笑する。かつて筆者が、山折氏を取材したときの話を思い出す。氏は、オウム真理教が凄惨なテロ事件を起こした当時、多くのマスコミからコメントを求められたことを次のように振り返る。「問答を交わしているうちにちょっとおかしいなと思った。それでディレクターや新聞記者に『あなたの宗教は何ですか』と聞いてみた。ほとんどの人が無神論者だとお答えになった。(中略)『無神論者が、ああいう宗教的事件をどういう立場で、どういうシナリオで報道するのですか』と聞いてみると、みんな黙ってしまう。しばらくしてから『学校で宗教のことをさっぱり教わりませんでした』と言う」(『あらきとうりよう』第184号)冒頭に、マスコミが宗教について報じる難しさと責任を思うと書いたのは、山折氏の「ちょっとおかしいな」という思いに近い。今日、さまざまなメディアを通して、私たちの信仰についての評価を受けることも少なくない。しかし、そのコメントが思想的あるいは宗教的にどのような立場から発信されているものかについては、一考の必要があると思うのである。(橋本), 【仕事で悩む娘にどう助言すれば – 人生相談】Q. 新卒で一般企業に入社した娘が、最近「仕事を辞めたい」と漏らしています。職場で叱責されたり、同期に差をつけられたりしていることに悩んでいるようです。親の出る幕ではないでしょうが、今後どう助言するべきでしょうか。(50代女性)A. 希望の業種に就けたのに思うようなスタートが切れなかったのでしょうか。毎日浮かない顔というのも、もったいないですね。ここが頑張りどころかもしれませんが、どう対応すべきか難しいところです。「仕事を辞めたい」と言う娘さんに、「辞めないほうがいい」とか「辞めたほうがいい」と助言することは、あなたが考える「親の出る幕ではない」に当たるでしょう。どうするかは本人が決めるべきということですね。娘さんのつぶやきを受けとめ、寄り添おうと思うなら、「辞めたいと思っているのね」と、そのまま返すのがいいと思います。「仕事は大変なのが当たり前」と突き放すのでもなく、優しく甘やかすのでもなく、「きつく叱られたのね」とか「同期に差をつけられたの?」と、本人が言うことをそのまま同じ言葉で返すことで、娘さんはあなたに受けとめてもらえたと感じ、自分が思っていることを冷静に考えられるようになるのではないでしょうか。娘さんの底力を信じ、「毎日ご苦労さま」のひと言も添えましょう。あなた自身が迷ったり、心配になったりするようなら、娘さんのことを親神様・教祖にお願いし、お凭れすることで、安心を頂けると思います。回答者:西村和久(一筋分教会長・「憩の家」事情部教師)