天理時報2022年12月14日号3面
【柔道通じての国際協力へ – 天理大学】天理市、JICAと覚書締結天理大学(永尾教昭学長)は先ごろ、「天理市、天理大学及び独立行政法人国際協力機構関西センターとの連携に関する覚書締結式」を行った。これは、同大と天理市、JICA(国際協力機構)関西センターとの間で、発展途上国における国際協力の推進と国際協力に資する人材の育成を目的に取り交わされたもの。「国際性」「貢献性」を教育の柱に掲げる同大。今年7月、JICA関西センターの協力のもと特別講義を実施するなど、グローバルな人材育成に注力している。こうしたなか、昨年の東京2020オリンピック・パラリンピックで、天理市がエジプト柔道チームのホストタウンを務めたことから、市とエジプトの交流事業がスタート。これを、同大とJICAの三者による組織的な国際活動として推し進めるべく、今回の覚書締結となった。この連携に基づき、エジプト柔道ナショナルチーム強化のため、同大柔道部の学生や卒業生などが今後、JICA海外協力隊として現地へ派遣される。, 【創立130周年記念祭 – 大縣大教会】大縣大教会(増井真孝会長・大阪府柏原市)は10月30日、創立130周年記念祭を執り行った。同大教会では「教祖のぬくもりを味わい御恩報じに、誠を尽くそう」のスローガンのもと、五つの重点項目を掲げて取り組んできた。当日は秋晴れのもと、感染症対策を徹底し、参拝者を限定したうえで行われた。祭典では、真柱様のメッセージを、大教会世話人の西田伊太郎本部員が代読。続いて、おつとめを勤めた。おつとめ後、あいさつに立った増井会長は、記念祭に向けた丹精へのねぎらいと、お礼の言葉とともに、「教祖140年祭に向かって、ひたすらに成人の道を歩ませていただくことを誓いたい」と決意を述べた。(大縣大・田中社友), 【6代会長就任奉告祭・創立130周年記念祭 – 水口大教会】水口大教会(藤橋光康会長・滋賀県水口町)は10月31日、6代会長就任奉告祭ならびに創立130周年記念祭を執り行った。当日は感染防止のため、大教会での参拝は部内教会長夫妻、直轄布教所長に限定し、参拝者の間隔を空けて勤めた。一方、ようぼく・信者は、それぞれの場所で遙拝した。祭典では、真柱様のメッセージを、大教会世話人の武谷兼雄本部員が代読。また、あいさつに立った藤橋会長は、教祖140年祭へ向け、勇み心をもって、来年からの三年千日を通らせていただこうと呼びかけた。(水口大・佐治社友), 【世界に誇れる親里の食文化 – 視点】料理やスイーツのおびただしい情報が連日メディアに流れている。それらは希少な食材を使用したり、いわゆる“SNS映え”する盛り付けをしたりすることで付加価値を高めている。こうしたなか、国連世界観光機関(UNWTO)等が主催する「ガストロノミーツーリズム世界フォーラム」が今月、奈良で開催される。ガストロノミーツーリズムとは、その土地の気候風土が生んだ食材・習慣・伝統・歴史などに育まれた食を楽しみ、土地の食文化にふれることを目的とした旅行だ。持続可能な観光としてUNWTOが推進しており、コロナ後の新しい旅行スタイルとしても注目されている。天皇から庶民まで幅広い層の人たちの歌が収録されている日本最古の歌集『万葉集』をひもとけば、古来、わが国では野の菜はもとより、山の幸から海の幸まで多種多様なものが食されていたことが分かる(廣野卓著『食の万葉集』)。また、歴史地理学者の伊藤寿和氏によれば、興福寺一乗院門跡の坊官が記した戦国末期の日記『二条宴乗記』等の史料からも、大和国では多彩な山菜類や果物類が食されてきたことがうかがえる。親里では、教祖140年祭への三年千日のスタートとなる来春、教祖ご在世時から続くお節会が3年ぶりに実施される。お節会の始まりは明治初期、正月に供えられた餅を、お屋敷に帰ってくる信者や村方の人にも分けて食べさせてやりたいとの教祖の親心にある。各地の教会で搗かれたお供えの鏡餅は、1月4日の鏡開きで小餅に切り分けられ、お節会当日に焼かれて、水菜を添えたすまし雑煮として振る舞われる。飾り気のない簡素な雑煮だが、そこには教祖の親心を受け継ぐ大勢の道の子の真心が込められている。こうした目に見えない心にも思いを寄せるとき、寒中の親里で頂く一椀は、より一層味わい深くなるだろう。それは、人類のふるさと・ぢばに帰った者しか味わえない、世界に誇れる食文化と言ってよい。(三濱), 【アパートの掃除当番を疎かにする若者 – 人生相談】Q. 現在住んでいるアパートには自治会があり、住人が当番制で廊下や階段などを掃除しています。そんななか最近、隣の部屋に引っ越してきた若者が掃除をサボりがちで、当番を疎かにしています。どう説得すればいいでしょうか。(30代男性)A. 引っ越してきた若者に対するおたすけの場面だと捉え、問題解決を図ってみてはいかがでしょう。まずは相手の話を聞き、相手を立てながら成人・成長できる方向へと話し合うことが、おたすけの場面では大切です。その際、相手の非を一方的に注意するのではなく、「何か事情があるのですか?」と理由などを聞きながら、相手に理解してもらえるように話し合うことで、信仰的な解決につないでいくのです。また、若者の将来を考えると、決められたルールを守って生活することが、人生では大事なことだと気づく機会になると思います。さて、あなたの所属する自治会は、居住者の生活向上を目的として作られた自主的組織でしょうから、今回の場合は、自治会が重要な働きをしなくてはなりません。あなたが注意しても改善が見られなければ、一人で対処しようとするのではなく、自治会内で話し合いの場を設けたうえで対応することも大事でしょう。それでも改善が見られなければ、最終的にはアパートの経営責任者に相談して対処してもらうのが、問題解決への道となるでしょう。この機会を通じて、若者が人間的に成長・成人してもらえるよう祈りながら、大きな心で見守ってあげられるといいですね。回答者:平澤勇一(磐城平大教会長・福島教区長)