馬 地震 能登の未来――本に込めた思いを語り合う – 石川県立図書館で出版記念トークショー
道友社は5日、JRA(日本中央競馬会)で長く調教師を務め、”競馬界のレジェンド”と称された角居勝彦氏(60歳・鹿島大教会大輪布教所教人)の”セカンドライフ̶・・・
道友社は5日、JRA(日本中央競馬会)で長く調教師を務め、”競馬界のレジェンド”と称された角居勝彦氏(60歳・鹿島大教会大輪布教所教人)の”セカンドライフ̶・・・
奥能登復興の一助にと 道友社は先ごろ、JRA(日本中央競馬会)で長く調教師を務め、“競馬界のレジェンド”と称された角居勝彦氏(60歳・鹿島大教会大輪布教所教人)の“セカンドライフ”に密着取材したドキュ・・・
被災した奥能登の地で復興への祈りを込めて JRA(日本中央競馬会)で数々の名馬を育て上げ、“競馬界のレジェンド”と称された元調教師の角居勝彦さん。2021年に勇退し、現在は奥能登の輪島市で、祖母が開い・・・
「ふたり」は人間らしさの源 令和2年から3年80回にわたって紡がれてきた連載小説「ふたり」が、前号(3月29日号)にて大団円を迎えた。今回、物語の最後の締めくくりとして、筆者の片山恭一氏に「ふたり」の・・・
沖のほうからやって来た波が、小さな潮の泡をまき散らしながら波打ち際を進んでくる。そして途中で力尽きて、あきらめたように海に帰っていく。再び海面が盛り上がり、鈍色の波が「今度こそは」という感じで進んでく・・・
前話のあらすじ秋が近づいた満月の夜。カンとハハは一緒に海に出た。ボードにまたがり、水を切って進むカンの手は、あのときの父と同じくらい大きくなっていた。 第38話 新しく生まれ、はじまるもの 今年も棚田・・・
しばらく前から、ハハは再び海に出るようになっている。といっても波乗りはしない。ただボードに乗って海面を漂っているだけだ。夏のあいだは、日差しと暑さを避けて夕暮れや夜に出かけることが多い。ときどきカンも・・・
午後の遅い時間になっても、太陽はまだ空の上のほうにあった。二人は浜辺に腰を下ろして、輝きを増しつつある海を見ている。 「大学の図書館で借りた本に、こんなことが書いてあった」。ツツが遠い口ぶりで言った。・・・
前話のあらすじカンとツツは、お互いにいまの暮らしについて話した。ツツは、仕事のストレスから強い不安に襲われ、夜眠れなくなっていた。 第35話 夜眠れない人がいる 保苅青年は腕組みをして畑を見渡した。自・・・
夕暮れまでにはまだ時間があるはずなのに、外はすっかり暗くなっている。やがて雷が鳴り、雨が激しく降りはじめた。 カンとツツはとりあえずビョーンさんの店先に避難した。店の前は、サーフボードを乾かしたりする・・・
鉛色の海が一面に広がっていた。いまにも雨が降り出しそうな天気だが、波は穏やかで海水は温かい。それに少々雨が降ったところで、水のなかでは関係ない。子どもたちは早く海に入りたくてうずうずしている。他の子ど・・・
前話のあらすじかすかに秋の香りがする美しい晩、カンとハハは庭でお茶を飲んだ。ハハは遠い思い出を手繰り寄せるように、トトについて話しはじめた。 第32話 かならず幸せになる 夏休みの終わりにさとしがやっ・・・
かすかに秋の香りがする美しい晩、二人は庭のテーブルでお茶を飲んでいた。日曜日なので、レストランは早めに店じまいをしている。空には最初の星々が輝きはじめていた。銀色の大きな月が、黒々としたヤマモモの上に・・・
前話のあらすじ新太に取り憑いた病気が、大人たちの日常を色も音もないものにしていた。カンは、病院で人の命について考えていた。 第30話 誰のものでもない命 手術は成功した。いまのところ合併症と呼ばれる厄・・・
農場はいつになくひっそりとしていた。いま新太はベッドの上で手術を待っている。のぶ代さんと保苅青年は病院に詰めている。 省吾さんが豚に餌をやっていた。将来は新太に任せたいと思っている仕事だ。 「人間に飼・・・
どうして人間が一言主の神さまなどというものを信仰したがるのか、わかる気がした。人は生きているあいだに一度は、「この願いだけはどうしてもかなえてほしい」と思うことがある。長く生きていれば一度では済まない・・・
子どもを探していた両親は、夕暮れ間近の神社でわが子を発見した。手にキツネのお面を持っている。神社の柱に掛かっていたという。一人の幼児が一緒だった。この子については、「救出」と言ったほうがいいかもしれな・・・
そして事件が起こった。母親と一緒に「えほんの郷」を訪れた小学生の男の子がいなくなったのだ。母親は子どもを残して用事を片付けるために町へ戻った。夕方には迎えに来ると言っておいた。そのあいだ男の子は絵本を・・・