人のために祈りを捧げる優しさと尊さ
秋深し。色とりどりに染まった山を眺めていると、その色が一枚一枚の木の葉であることをつい忘れてしまいます。はらはらと風に舞い散る木の葉は哀愁を帯び、秋風の冷たさとともに、もの悲しさを感じさせます。 O・・・・
秋深し。色とりどりに染まった山を眺めていると、その色が一枚一枚の木の葉であることをつい忘れてしまいます。はらはらと風に舞い散る木の葉は哀愁を帯び、秋風の冷たさとともに、もの悲しさを感じさせます。 O・・・・
厚生労働省によると、親の病気や離婚、虐待といった、さまざまな理由で親と離れて暮らす子供は、全国で約4万2千人に上る。そんな子供たちへの社会的養護の一つに、家庭の温もりの中で子供を養育する里親活動がある・・・
藤本加寿子(天理高校元教諭)1959年生まれ 「きれいですね」 私のことではありません。草引きしていた花壇を褒めていただいたのです。立派な庭ではありませんが、去年の挿し木が根づいて、小さな赤い花がたく・・・
家の前で秋風に吹かれていると、今年もお向かいから金木犀の香りが漂ってきました。金木犀の花は、ほのかに匂うというより、まるで香りに輪郭があるかのようにくっきりと匂います。 「あ、トイレの匂いだ」。自転車・・・
京都大学工学部を卒業後、大手化学メーカーで研究開発に携わってきた。そのなかで「環境問題が深刻化するいま、将来を見据えたエネルギー研究が必要」と痛感し、新たな研究施設の設置を会社へ提案。京都大学と共同研・・・
世界は、この葡萄のようになあ、皆、丸い心で、つながり合うて行くのやで。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』一三五「皆丸い心で」 自分にとって都合のいい人や、気の合う人とだけつながりを持ち、意見の合わない人とは・・・
濱孝(天理教信道分教会長夫人)1972年生まれ ラグビーをやりたい 小学生だった三男が、ラグビーをやりたいと言いだしたとき、私は本気にしなかった。ずっとサッカーを習っていたし、子供が通えるラグビースク・・・
秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる 藤原敏行 『古今和歌集』に収録されている歌です。「秋が来たと、はっきりと目には見えないが、風の音ではっと気がついたことよ」という意味で、古人の・・・
小学校教諭を6年務めた後、大分県別府市内で初のフリースクールとなる「みんなの教室」を立ち上げ、不登校の子供たちに“居場所”を提供している。 元々、子供と関わるのが好きで、大学卒業後は教壇に立ったが、ほ・・・
不足に思う日はない。皆、吉い日やで。……皆の心の勇む日が、一番吉い日やで。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』一七三「皆、吉い日やで」 今日でも結婚式などには、日の吉凶を気にする人が多いでしょう。けれども教祖・・・
三濱かずゑ(臨床心理士・天理ファミリーネットワーク幹事)1975年生まれ 「いつか絶対、痛い目に遭うからな」。結婚する前から夫に言われ続けてきた言葉です。その「いつか」が、ついにやって来ました。 親切・・・
「人」という字は人が人を支える姿。そういう例えを、よく耳にします。短い棒が倒れそうな長い棒を支えている。なるほど、社会はこうした支え合いで成り立っているというのです。分かりやすいお話です。 でも、ある・・・