2季ぶり関西リーグV – 天理大ホッケー部女子
天理大学ホッケー部女子は、11月21日に大阪府茨木市の立命館OICフィールドで行われた関西学生ホッケー秋季リーグ決勝で立命館大学に勝利し、2季ぶり69回目の優勝を手にした。
春季リーグでは、決勝でライバルの立命館大に敗れ、2位となった同部。リベンジを誓って秋季リーグに臨んだ。
朝日大学との初戦を10‐0で圧勝。第2戦も勝利を収め、リーグ戦序盤の山場となる立命館大との一戦に臨んだ。
試合は激しいボールの奪い合いが続き、0‐0のまま迎えた第4クオーターで立命館大に得点を許し、0‐1で敗れた。
その後、勝ち星を重ねてリーグ2位となった天理大は、立命館大と再び決勝で戦うことに。
11月21日の決勝戦を約3週間後に控えた10月末。秋季リーグと並行して行われた「全日本学生ホッケー選手権大会」準決勝で天理大は立命館大に勝利。その後も、秋季リーグ決勝戦までの1週間、対立命館大を想定した専用メニューに打ち込んだ。
迎えた秋季リーグ決勝。天理大は立ち上がりから流れをつかんだものの、両チーム無得点のまま第4クオーターへ。膠着状態が続くなか、12分に天理大がペナルティーストロークを獲得。千載一遇のチャンスで中口美羽選手(2年)が冷静にシュートを決めて先制。このゴールが決勝点となり、天理大はリーグ優勝を果たした。
長谷部謙二監督(51歳)は、「試合前の練習がすべてフィットした戦いぶりだった。選手たちが互いに声をかけ、練習の形を再現した結果が、この優勝につながった」と話した。
なお、最優秀選手に中口選手が選ばれた。