第7回「ひながたを通る」 – つながりTalk Room
ようぼくが信仰生活を送るうえで感じる素朴な疑問や悩みについて、編集部が独自の調査を実施。このコーナーでは、さまざまな疑問や身近な悩みについて、読者モニターたちが自身の体験や考えを交えながら共に解決への糸口を探していく。第7回は、「ひながたを通る」に関する疑問・悩みについて”つながりTalk”を紹介する。
Q1 ひながたを通る最初の一歩は?
年祭活動のスタートに際し、ひながたを通ることについて、あらためて考えました。しかし、どう学び、どう行動していけばいいか分かりません。ひながたを学び、心に治める最初の一歩は何から始めればよいのでしょうか?
(30代女性)
【ANSER】
教祖の逸話を学び、実践することだと思う。学ぶの語源は「まねる」という説もあることから、実践しないことには心には治まらないだろう。まずは「今日だけ頑張ってみよう」と意識し、実践してみては。
山本健児(55歳・神加分教会ようぼく・神戸市)
この年祭活動のスタートに当たり、「一日一善」を心定めとした。親神様の教えを心に置いて、仕切って一歩ずつ進んでいこう。
山腰敏生(65歳・陽輝分教会ようぼく・大阪市)
教祖のお言葉や逸話をより深く味わうためにも、自ら教会につながろうとする努力は必要です。所属教会へ足を運ぶことが難しければ、手紙やSNSなどを通じて、会長さんに相談してみてはいかがでしょうか。
田岡利依(45歳・東三分教会ようぼく・天理市)
物事の選択に迷ったときなどに「教祖なら、どのようになさるか」と思案しながら、周囲の人に心を配り、人が喜ぶことを考え行動することが、ひながたを通る第一歩だと思います。
川田真紀子(48歳・玉島ロスアンゼルス出張所長夫人・アメリカ)
通勤時間を利用して『稿本天理教教祖伝逸話篇』を読み返している。何度も逸話篇にふれることで、印象に残る逸話やお言葉が自分自身の道しるべになり、また戒めにもなる。
小長谷啓太(46歳・華越一分教会ようぼく・名古屋市)
Q2. ひながたをどのように実践する?
『稿本天理教教祖伝』や同『逸話篇』を読み、ひながたをどのように通るのかを考えると、日常生活でひながた通りに通るのは、正直なところ難しいと感じます。皆さんは、日常生活の中で、ひながたをどのように意識して実行に移していますか?
(40代男性)
【ANSER】
ひながたを通ることを思案するうえで、日常の「言葉」を重要視している。言葉ほど意識的、無意識的に使っているものはない。年祭活動では、「言葉一つ」を一層意識しながら通らせていただきたい。
坂下寛幸(47歳・釧正分教会長・北海道釧路市)
私も年祭活動の心定めを思案していたが、今回のモニター企画の機会に、「感謝・慎み・たすけ合い」を心の拠り所とし、もう一歩踏み込んだにをいがけ・おたすけの実践を心に定めた。
笠田勝幸(73歳・愛昭分教会ようぼく・名古屋市)
「菜の葉一枚でも、粗末にせぬように」とのお言葉があります。その実践として、古くなったシャツや靴下を繕って身に着け、物を大切に使おうと努めています。
川島君子(78歳・龍分教会ようぼく・神奈川県横須賀市)
電車に乗る際、駅に到着するたびにお年寄りや妊婦の方などがいないか見渡しています。そういった方には、すぐに声をかけて席を譲ります。身近なところでの実践は、決して難しいことではありません。
西方敬子(53歳・東日分教会ようぼく・東京都江戸川区)
信仰は今も昔も変わらない。たとえば「朝起き、正直、働き」は、心次第で実践できる。背伸びをする必要はなく、日常生活の中で、信仰を大切にする姿勢が重要だと思う。
平澤俊一郎(52歳・磐城平大教会ようぼく・埼玉県草加市)
私のオシ面
1月18日号から2月8日号までの4週分の紙面の中から、読者の関心が高かったイチオシの記事をランキング形式で紹介する。
【1位】
「倍の力や」とのお言葉が出てくる逸話は、いつも私に勇気をくれます。いま一度、心に治め、三年千日のスタートを切りたいと思います。
(40代女性)
【2位】
おやのぬくみ 教祖ゆかりのもの・ところ
最後の御苦労――真心を尽くしてお仕えし (1月25日号1面)
教祖の御苦労に際し、先人の先生たちはどのような思いで、どんなご対応をされたのか、記事のおかげでよく理解できた。
(50代男性)
【3位】
“新春の風物詩”3年ぶり開く
伝統の「お節会」に3万2000人(1月18日号2面)
3年ぶりの本部お節会に、感慨深い思いがした。残念ながら帰参できなかったが、おぢばの行事が再開しつつあることが本当にうれしい。
(40代男性)
ほっこりトピック
一人と一匹でひのきしん
三宮奈穂子(42歳・久枝分教会ようぼく・高知県南国市)
最近、犬を散歩させるついでに、ごみ拾いを始めました。散歩道はタバコの吸殻などのごみだらけで、一歩進んでは立ち止まって拾う状況に、犬も呆れたような表情を見せていました。
数日後、同じようにごみを拾っていると、犬が自慢げにペットボトルをくわえて持ってきました。驚いた私は、偶然と思いつつも褒めてやりました。すると翌日からは、ペットボトルだけでなく、マスクや手袋など、くわえられる物を率先して持ってくるようになったのです。
最初は付き添い扱いだった犬も、今では立派な相棒になりました。夕方は一人と一匹で、一緒にひのきしんに励む毎日です。