勉強嫌いの息子が心配 – 人生相談
Q. 今春、中学3年生になった息子は、テスト期間になっても勉強せず、成績も悪いです。「勉強しなさい」と強く言っても、反論ばかりして聞き入れません。どうすれば勉強と向き合うようになるのでしょうか。(40代女性)
A. 子供を持つ親として頭の痛い問題ですね。「おさしづ」に、「皆夫婦と成るもいんねん、親子と成るもいんねん。どうでもこうでもいんねん無くして成らるものやない」(明治34年3月26日)とあります。陽気ぐらしを目指すうえから、親神様の深い思惑があって夫婦や親子になるのだと教えられます。まずは、お子さんを授けていただいたことへのお礼と、共に陽気ぐらしへ歩むことのお願いを日々、親神様・教祖に申し上げてください。
さて、一方的に「勉強しなさい」と言うのは逆効果だといわれています。言えば言うほど勉強しなくなってしまうのが反抗期の中学生でしょう。また、あなた自身のイライラからストレスが溜まり、家庭内にも悪影響を及ぼしてしまいます。ここは子供と一緒に、親自身も変わる努力をしてみるといいと思います。
忙しい中も子供のための時間をつくる。勉強する意味を一緒に考える。結果目標ではなくプロセス目標の設定を共に考える。勉強ができる環境を整えてやる、など。
また、学校の先生に相談するのも解決方法の一つです。教内での「天理教ファミリーコミュニケーションアプローチ」(TFA)なども参考になります。ぜひこの機会に、あなたも勉強の努力をしてみてはどうでしょうか。
回答者:平澤勇一(磐城平大教会長・福島教区長)