なぜイライラするのか分からない – 人生相談
Q. 小学1年生の息子の些細な問題行動に、すぐイライラしてしまいます。叱らなくていい場面でも、つい怒鳴ってしまうのです。なぜイライラするのか分からず、このままでは子供に悪影響を与えかねないと自分自身に嫌気が差します。(40代女性)
A. イライラの原因の一つは、人の思考と関係しており、自分の許容の範疇を超えたときにイライラしやすいといわれます。例を挙げると、待ち合わせ時間の10分後までなら待つことを許容できるが、10分を超えて待たされるとイライラするという具合です。
子育ての場合、このような場面が少なからず起きますので、前もって子供に、大人の期待を伝えておくといいでしょう。
たとえば、食事のときテレビを見るのはいいが、30分以内に食べ終わろうという期待を伝えておき、それができたら褒めます。
できなかったら、「あと10分よ」と声をかけ、食べることに集中する練習をさせるのです。もしそれが2回続けば、食事中にテレビを見ることは1回お休みにするという結果を用いると、子供の行動がおのずと変わっていくと思います。
また、あなたがイライラしたときには、深呼吸する、水を飲むなど、あなた自身が落ち着ける行動を練習しておくと、イライラが緩和され、子供にいいモデルを見せることができます。
最後に、神様の御用を進んで実行していると心が澄んできて、許容のこだわりが減っていきます。教祖140年祭活動の旬に、おつとめやひのきしん、リーフレット配りをするなど、何か一つ心を定めて実行するのはいかがでしょうか。
回答者:堀健一(家庭支援プログラムアドバイザー・晃栄理布教所長)