立教186年4月月次祭 – 春の雨が降り注ぐなか
教会本部の4月月次祭は4月26日、中山大亮様祭主のもと、本部神殿で執り行われた。
大亮様は祭文の中で、陽気ぐらしを楽しみに、この世人間をお創めくだされ、長の年限、火水風をはじめ十全の守護をもって日夜絶え間なくお見守り、お育てくださる親神様のご厚恩に御礼申し上げられた。さらに、4月29日に実施される「全教一斉ひのきしんデー」は、教祖140年祭への三年千日の1年目にふさわしい活動となるよう、一人でも多くのようぼく・信者が参加して、ひのきしんに励ませていただきたいと述べたうえで、「私どもをはじめ、教会長、ようぼく一同は、教祖のひながたを拠り所に、報恩感謝の心を日々の態度に表し、老いも若きも勇んでたすけ一条の歩みを活発に推し進めさせていただく決心でございます」と奏上された。
この後、かぐら・てをどりが陽気に勤められた。
朝から雨が降ったこの日の親里。春の雨が神苑一帯の若葉を濡らすなか、参拝者は四方の礼拝場などで、心一つに「みかぐらうた」を唱和した。
おつとめの後、山本道朗本部員が神殿講話に立った。
山本本部員は、教祖140年祭を目指し、ひながたを目標にたすけ一条の御用に励ませていただくうえで、教祖からお聞かせいただいたお言葉をもとに、ようぼくの心の置きどころを思案したいと前置き。明治7年に教祖がお屋敷に勤める4人の先人に直々おさづけの理をお渡しになり、続いて、数え歌に表してお示しくだされた「五ッ いつものはなしかた、六ッ むごいことばをださぬよふ、七ッ なんでもたすけやい、八ッ やしきのしまりかた、九ッ こゝでいつまでも、十ド ところのおさめかた」のお言葉を一つずつ引きながら話を進めた。
その中で、教祖が先人たちにおさづけの理をお渡しになった後、これに続いて「五ッ いつものはなしかた」とお諭しになっていることを思うとき、「このお言葉は、お屋敷に勤める人々に心の置きどころをお諭しくださったものであるとともに、おさづけの理を拝戴し、今この道を歩ませていただいている私たちにとっても、大切なことを仰せいただいているもの」と語った。
最後に山本本部員は、ただいまの旬は、教祖140年祭に向け、ともどもにひながたを目標に歩ませていただくときであるとして、「教祖のお言葉一つひとつをいろいろと思案させていただいて、なお一層たすけ一条の御用のうえに、年祭活動のうえに、勇んでつとめさせていただこう」と呼びかけた。