冬空に描く“水のアーチ”
保安室の自衛消防隊による恒例の「出初め式」が1月12日、本部中庭で行われ、消防掛員20人と境内掛員36人が出動した。
午前9時すぎ、気温3度の寒空のもと演習開始。溌剌としたかけ声とともに、駆け足で各自の持ち場についた隊員たちは、きびきびした動きでホースを伸ばす。その後、合図とともに一斉に放水を開始した。
式に向けて、昨年12月から放水演習に取り組んできた隊員たち。この日は、斜め上前方に水を放つ「基本」をはじめ、「交差」「噴霧」など次々と型を変えながら、親里の冬空に防火の誓いを込めて“水のアーチ”を描いた。
最後は「直上」による一斉放水。約15メートルの水柱14本が本部中庭に立ち上がると、辺り一面に白い水煙が立ち込めた。
終了後、あいさつに立った宮森与一郎・内統領は、現在の本部礼拝場は、教祖の年祭に向けて先人たちがぢばへ伏せ込んだ姿であるとして、「おぢばに伏せ込む姿を教祖にご覧いただける本部保安室、境内掛、消防掛であってほしい」と話した。
なお、出初め式の様子を視聴できる。