目指すは関西リーグ優勝 – 天理大バレーボール部男子
天理大学バレーボール部男子は、春季リーグ戦開幕を約1カ月後に控え、練習に熱を入れている。
昨年の春季リーグ戦の代替大会で準優勝。さらに秋季リーグ戦では、チーム内にけが人が出ながらも8勝3敗で3位に入った。
その後、発足した新チームは、「関西リーグ優勝」をあらためて目標に定めた。
「昨年、有力選手が多く入部し、若いチームながらも、優勝が現実的な目標になってきた」と浅川敏監督(45歳)は手応えを語る。
チームの要となるのは、高校時代に“世代ナンバーワンセッター”として強豪チームを引っ張ってきた中島健斗キャプテン(2年)。正確無比なトスさばきによる、バックアタックや両サイドからの攻撃など、多彩なコンビネーションの起点となる。
また昨年、即戦力として加入した酒井秀輔選手(1年)は、この1年間でアタッカーとして大きく成長。昨年の秋季リーグ戦では、新人賞を獲得した。
ライバルとなるのは、昨秋のリーグで全勝優勝した近畿大学。高さとパワーを武器とする強豪で、平均身長で劣る同部は「打倒近大」を掲げ、プレースピードを上げるとともに、コンビネーションプレーにも磨きをかけている。
中島キャプテンは「昨年の秋は自分たちのミスで、勝てるはずの試合を落としてしまった。春季リーグ戦では、近畿大学だけでなく、どの大学相手にも全力で立ち向かい、関西優勝のタイトルを手にしたい」と意気込んでいる。
春季リーグ戦は4月9日に開幕予定。