駐日トンガ大使が天理大を訪問
トンガ王国 支援金を贈呈
天理大学(永尾教昭学長)は3月24日、「トンガ王国 災害支援募金」の贈呈式を行った。
既報の通り、天理大は1月15日に発生したトンガ沖大規模噴火によって被災したトンガ王国への支援を目的として、天理市と協働で募金活動を実施。ホームページやSNSを利用して、広く募金を呼びかけてきた。
こうしたなか、この取り組みを知った天理中学校と天理市立西中学校が校内で募金活動を開始。生徒会役員が中心となり、朝の校門前で生徒らに呼びかけるなどして支援金を募った。
当日、駐日トンガ大使のテヴィタ・スカ・マンギシ氏を招待して行われた贈呈式には、永尾学長をはじめ、並河健・天理市長、天理大ラグビー部に所属するトンガ留学生、天理中および市立西中の生徒の代表らが出席した。
贈呈式の冒頭、あいさつに立った永尾学長は、募金をお寄せいただいた方へ感謝の意を表した後、トンガ王国と天理大学のラグビーを通じた絆に言及し、「本募金がトンガ王国復興の一助になればありがたい」と話した。
この後、永尾学長と並河市長から、マンギシ氏へ支援金の目録がそれぞれ贈呈された。
マンギシ氏は「このような支援金を募っていただき、本当にありがたい。天理の皆さんと私たちの間に大きな絆ができたことで、われわれは“ワンチーム”になった。今後もラグビーを通じて、天理との交流を深めていきたい」と感謝の意を述べた。
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なお、今回の募金活動を通じて525万733円の支援金が集まった。