不登校の子供の“居場所”に NPO法人「みんなの教室」代表 髙部春菜さん – ヒューマンてんり人
小学校教諭を6年務めた後、大分県別府市内で初のフリースクールとなる「みんなの教室」を立ち上げ、不登校の子供たちに“居場所”を提供している。
元々、子供と関わるのが好きで、大学卒業後は教壇に立ったが、ほどなく、児童が学校生活や家庭でさまざまな悩みを抱えていることを知った。そして、不登校児に直接関わるうちに、「どんな子供でも集まれる場所をつくりたい」と思うようになった。
「みんなの教室」では、一人ひとりが“やってみたいこと”を実地に体験し、その中で学びを得ることを大切にしている。
こうした教育にチャレンジするなか、その時々に、不思議な巡り合わせで活動に賛同する協力者が現れ、会場である天理教の教会は、さまざまな人が寄り集う場になりつつある。
「子供たちには、得意なことを見つけて夢を抱いてほしい。そうすれば、自分で考えて行動するために必要な“生きる力”を伸ばしていけると思う。子供たちが自分らしく生きられる人に成長できるよう、これからも寄り添い続けたい」