【AI音声対象記事】
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五ッ いつものはなしかた、
六ッ むごいことばをださぬよふ、
七ッ なんでもたすけやい
『稿本天理教教祖伝』第六章「ぢば定め」
ヒマワリ
夏休みの宿題のお手伝いを、今年も楽しくさせていただいています。
今日は、小学2年生の女の子が「この本で読書感想文を書きたい!」と、1冊の図書を持って教会に来ました。題名は『けんかのたね』。聞けば、2歳年上の姉とよく口げんかをするので、この本なら書くことに困らないと思ったとか。いかにも子供らしい発想に笑ってしまいましたが、当の本人は「けんかのたね」について、あれこれと考えている様子でした。
この本は、兄弟げんかをしている子供たちに、父親がけんかに至った原因を考えさせ、仲直りさせていくという物語です。先の女の子は、父親の次のせりふが一番印象に残ったといいます。
「いいかい? 大きなもめごとっていうのは、ほんのささいなことから、おこるもんなんだ」
では、その「ささいなこと」とは、具体的にどんなことなのか。彼女自身に考えてもらうと、あれもこれもと、たくさん出てきました。言い方がきつい、謝ってくれない……。そうしたことに普段から気をつけていないと、確かに仲良く暮らすことはできません。ふと頭をよぎったのが、掲出のお言葉でした。小学生との問答を通じて、自身の話し方や人への接し方を省みる一日となりました。
次の来訪時には、原稿用紙に向き合う予定です。どんな作品に仕上がるか、いまから楽しみです。
(大西)