不仲の姉に対してどう振る舞えば – 人生相談
Q. 姉との不仲が続いています。姉とは幼いころから気が合わず、長い間、距離を置いてきましたが、両親は私たち姉妹に仲直りしてほしいと願っています。今後、私はどう振る舞えばいいのでしょうか。(30代女性)
A. 同じ親から生まれた二人姉妹。家族同士、仲良く暮らしたいものですね。
「おふでさき」に「をやこでもふう/\のなかもきよたいもみなめへ/\に心ちがうで」(五号8)とあります。親子も夫婦も兄弟姉妹も、それぞれの心は違いますから、家族関係は思い通りに行きません。仲たがいが起きて、他人の噂話や横やりが入れば、複雑な問題に発展することもあります。
親神様は、親子団欒の陽気ぐらしを実現させるために、人間に知恵と言葉をお与えになっています。知恵を絞り、言葉を尽くして、姉妹が仲良く陽気ぐらしをしてもらいたいと願っておられるはずです。
まずは、親子・姉妹という縁をつないでくださった親神様に後押ししてもらえるよう、おつとめを通じて、日々のお礼や家族円満のお願いを申し上げてください。
また「おかきさげ」には、「一名一人の心に誠一つの理があれば、内々十分睦まじいという一つの理が治まるという」と示されています。姉妹の関係を心配している両親に、誠の心で親孝行に励んでみてはいかがでしょう。両親にあなたの誠の心が届いたなら、時間の経過とともにお互いの誤解も解けてくると思います。お姉さんにも嫌な顔をせず、少しずつでも仲良くなれるよう、誠の心で接することをお勧めします。
回答者:平澤 勇一(磐城平大教会長・福島教区長)