「次代を担うようぼくへ」- 立教187年 春の学生おぢばがえり
2024・4/10号を見る
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道につながる高校生・大学生ら3000人参集
「立教187年 春の学生おぢばがえり」(主催=同実行委員会、学生担当委員会)は3月28日、「次代を担うようぼくへ」をスローガンに親里で開催された。
中山はるえ様、大亮様ご夫妻が臨席された式典には、全国各地からお道につながる高校生・大学生ら2,923人が参集。「よろづよ八首」奉唱、実行委員長の中臺理生之助さん(天理大学3年)のあいさつに続いて、真柱様のメッセージを、中田善亮表統領が代読した。
冒頭、お道はいま教祖140年祭を目指して、一人ひとりが心の成人を誓って歩む三年千日の道のりの半ばにあることを踏まえ、「普段にも増して心の成人に努め、励むことが教祖の年祭を勤める意義である」と強調。そのうえで、ひながたを目標に教えを実践し、年祭を勤める日には、お道の人として少しでも成長した姿を教祖にご覧いただけるよう努力を重ねることが、年祭に向かう三年千日の道であると示された。
続いて「ひながたは、教祖が私たちのために残してくだされたものであって、道を通るすべての者が学び、身に付けるべき陽気ぐらしへのただ一つの道筋であり、教科書である」と指摘。「ひながたは現在の自分たちにも示されたものという認識をしっかり持って、親神様が人間と世界を造られた思召を思い出し、教祖の親心にお応えするにはどのようにしたらよいのかと自らに問い、考える姿勢を持つことが大切」と述べられた。
また、節と思えるような心晴れない苦しい日々であっても、親神様・教祖のご守護があることに感謝して御礼申し上げ、教会でおつとめを勤めたり、ひのきしんに励んだりするなど、できることを考えて素直に教えを実行していれば、教祖はその真実をお受け取りくださり、一人ひとりの成人の道の足取りを支え、後押ししてくださるとして、「こうした教えに根ざした努力の積み重ねが、将来への伏せ込みとなって道を通る力が養われていく」と諭された。
最後に、陽気ぐらしの道は、その気持ちのある人々が世代を超えてつないで歩む末代の道であり、「おぢばにお引き寄せいただき、お道の教えに導かれる学生らしく、いまの時旬の意味を考えて三年千日の道を力強く進んでほしい。そして、この道をしっかり受け継ぎ、さらに先へとつないでいけるように、親神様・教祖の思召を見失わず、元気に毎日を送ってくれることを」と求めて、メッセージを締めくくられた。
この後、学生を代表して松原ヤエさん(奈良大学3年)と齊藤陸さん(天理大1年)が、信仰の喜びやご守護への感謝の思いを発表。続いて廣岡颯さん(天理大2年)が、決意表明を行った。
最後に、愛唱歌『希望の花』を全員で合唱。学生たちは、仲間と共に成人の道を歩むことを誓った。
式典後は、直属教会ごとに「直属アワー」の時間が持たれた。学生たちは直属教会長の講話に耳を傾けたのち、ひのきしんやねりあいなどを通じて親睦を深めた。
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なお、前日27日には、東西泉水プール前広場で前夜祭「春Fes」が行われた。また、式典前に参加者専用の受付が設けられ、265人が別席を運んだ(うち初席者は54人)。