ウクライナ避難民学生9人受け入れへ – 天理大・天理市
天理大学(永尾教昭学長)は6月16日、天理市と共同で記者会見を開き、ウクライナ国立キーウ大学に在籍するウクライナ人学生9人を新たに受け入れることを発表した。
既報の通り、天理大は今年4月、市と連携して、同大卒業生のウクライナ人女性とその家族の3人を避難民として受け入れ。6月から女性を同大の嘱託職員として雇用するなど、生活面を含めた支援を行っている。
こうしたなか、2003年から天理大と学術交流協定を結んでいるキーウ大学の学生から支援を求める声が数多く寄せられたことから、協議の結果、9人の学生を交換留学生として受け入れることを決定。学生たちは、いずれも日本語学習者で、今月下旬から7月初旬にかけて訪日した後、9月から1年間、キーウ大学の講義をオンラインで受けながら、天理大国際学部地域文化学科日本研究コースで日本語を習得する授業を受ける。
この間、天理大は留学生用の寮を無償提供。授業料や光熱費を免除するほか、支援募金から生活援助金を支給する。
永尾学長は「先ごろ職員になった女性にも、受け入れに当たってもらうつもりだ。また、直接サポートするチューター学生を留学生一人ずつに付けて支援していく」と話した。
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なお同大は、当初7月15日までとしていた「天理大学国際支援募金」の期間を当面の間、延長する予定だ。
「天理大学国際支援募金」の寄付方法はこちらから
http://www.tenri-u.ac.jp/topics/q3tncs0000248gf1.html
会見の様子を視聴できる