できないことを嘆くよりできることを探して喜ぼう
わが子の成長する姿を見るのは、うれしいものです。けれども時に、それを物足りなく思ってしまうことがあります。それは、ほかの子供と比べるからではないでしょうか。
子供の成長の仕方は一人ひとり違います。ですから、できていないところを見るのではなく、意識的に、できるようになったことを見つけて喜びたいものです。そうするうちに、「もっと親を喜ばせたい」と、自ら成長しようとする意欲が生まれてくるかもしれません。
また、人は年を取ってくると、それまでできていたことが、だんだんとできなくなっていきます。この老化の現れ方も、一人ひとり違います。ですから、できなくなってしまったことを嘆いてばかりいずに、まだこれができる、あんなこともできると、できることを探して喜んで過ごしたいものです。
そんな姿を見て、人間を創造された親なる神様も、きっとお喜びくださいます。そして、人生の下り坂の勾配を緩やかにしてくださることでしょう。