1枚のチラシが「たすかりにつながれば」- この旬に一歩成人
2024・9/4号を見る
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大西あゆみさん
53歳・扇橋分教会ようぼく・埼玉県春日部市
一昨年、教祖140年祭に向けて毎月100枚のにをいがけチラシのポスティングを心に定め、毎日の通勤中に5軒のお宅に配ることを続けています。
専門学校を卒業後、心を病んで家から一歩も出られなくなり、30年にわたり自宅に引きこもる日を送りました。
4年前、信仰初代の母が突然倒れ、3日後に出直しました。父はすでに他界しており、一人になった私は、悲しみのあまり一層落ち込んでいきました。
そんななか、所属教会の信者さんが自宅を訪ねてこられたことから、母が出直したことや私が一人で暮らしていることが会長さんに伝わり、会長さんが自宅へ足を運んでくださるようになりました。その後、私も教会を訪れるようになりました。
教会では、会長さんが親身になって胸の内を聞いてくださいました。そして、神様のことやおつとめ、ひのきしんについて丁寧に教えてくださり、日々実践する中で、不安や悩みが徐々に晴れていくのを実感したのです。
2年前、修養科を修了した私は、教会に住み込んでお道の御用をつとめることになりました。そのころには、以前よりも人と接することへの抵抗感がなくなり、ほどなくして仕事にも就くことができました。
こうしたなか、教祖140年祭に向けて「諭達第四号」が発布され、会長さんから「年祭活動としてポスティングに挑戦してみては」と勧められたのです。
私自身、母の出直しという節を通じて、親神様・教祖に信仰の道へお導きいただき、大きなご守護を頂いたご恩をお返ししたいと考えていたので、素直に実行させてもらおうと決心しました。
正直なところ、知らない人に面と向かってお道の教えを伝えることはまだ難しく、ポスティングがいまできる精いっぱいのにをいがけです。それでも「この1枚のチラシが、過去の私のような状況に陥って悩んでいる人のたすかりにつながれば」との思いで続けています。
これからも親神様・教祖にお喜びいただけるよう、教祖年祭に向けて、自分にできるご恩報じの実践を積み重ねていきたいです。