天理時報オンライン

目に見えない空気と大いなる働きに感謝


ここ数年、健康や清潔意識の高まりから、空気清浄機の需要が伸び続けています。また、テレワークなど室内で過ごす時間が増えたため、自然体験や“おいしい空気”を求めて、キャンプや登山などアウトドアへ繰り出す人も多いようです。

こうした風潮の背景には、私たちが普段、無意識に呼吸している、目に見えない空気の大切さが見直されていることもあるでしょう。

空気は光や水と働き合って地球上を循環し、風となります。また人間の体内では、空気中から酸素を取り入れ、二酸化炭素を排出しています。これらはすべて、人の力の及ばない“大いなる働き”です。だからこそ、私たちは空気や水を汚さないよう努めるとともに、目に見えない働きに感謝したいものです。

もちろん、呼吸するたびに喜びを感じることはできません。ならば一日のうち、ほんのわずかな時間でもいいから、大いなる働きに感謝するひと時を持ちませんか。そうすれば、毎日もっと明るい心で過ごせることでしょう。