天理時報オンライン

自らを勇ませ人を喜ばせる“言葉の力”で明るい人生を


友人と旅行してきた娘が、耳慣れない言葉を口にするようになりました。尋ねてみると、「あら、友達の口癖がうつったみたい」とのこと。どうやら自分では気づいていなかったようです。

このように、言葉は相手に影響を与えるものですが、一方で、自らに対しても暗示力があり、よく口にする言葉は知らずしらず心の奥底にインプットされて、その言葉通りの人格が形成されるといわれています。いつも明るく前向きな人生が送れるように、ポジティブな言葉を使いたいものです。

また、いまの時代は、人と人とが互いに言葉を交わす機会が、どんどん少なくなってきているようです。しかし、人と人との絆を強め、家庭や地域の治まりと安らぎを得るためには、常にあいさつを心がけ、心のこもった思いやりのある言葉が交わされていることが大切です。

前向きな言葉で自らを勇ませ、人に対しても、いつでも喜ばせ元気づける言葉を掛けていく。そんな人が増えれば、世界はもっと明るくなるに違いありません。