“心の修養道場” 第1000期の節目 – 修養科
2024・10/16号を見る
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10月から325人が志願
3カ月にわたって親里で教えを学び、陽気ぐらしの生き方を身に付ける修養科は今月、第1000期の節目を迎えた。
昭和16年に新設された“心の修養道場”は、満17歳以上であれば誰でも志願できる。開設以来83年間で、延べ67万4千389人(令和6年9月現在)が修了。これまで授業内容の変更や外国語クラスの実施などさまざまな変遷を経るなか、平成28年4月の第900期から体制も新たに“教えの実践”を促す新たなプログラムをスタートさせ、現在に至る。
陽気ぐらしの生き方を学ぶ
10月1日朝、ハッピの胸元に修養生活1カ月目を示す赤色の名札を着けた修養科生325人が、おやさとやかた東左第5棟講堂に続々と集まってきた。
第1000期の始業式では、修養科を所管する教養室の松村義司室長があいさつに立った。
松村室長ははじめに、修養科を志願した理由はそれぞれにあると思うが、「なんどきにかいりてきてもめへ/\の 心あるとハさらにをもうな」(おふでさき十一号78)とあるように「自分で選んで帰ってきたように思うけれども、実は皆さんの人生の中で一番大切なときに、親神様が何かアドバイスをしてやろうと思われて、修養科に呼び寄せてくださったのである」と話した。
続いて、人間が幸せに生きていくための筋道が「天の理」であり、教祖が教えてくださったその筋道に沿った生き方が「陽気ぐらし」であると指摘。3カ月の修養生活を通じて、「親神様がおられるということを理解する」「『人救けたら我が身救かる』の教えを学ぶ」という陽気ぐらしをするための“二つの秘訣”を身に付けるよう促した。
最後に、「クラスの仲間たちと一緒に、あるいは詰所生活の中で、陽気ぐらしを実現できるよう努力してほしい」と述べて、あいさつを締めくくった。
この後、修養科生と3カ月を共に過ごす男女8クラスの担任、副担任が紹介された。
始業式を終えた修養科生たちは、各クラスに分かれて本部神殿へ。3カ月間、無事に通らせていただけるよう願いを込め、そろっておつとめを勤めた。
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緊張で落ち着かない様子の若者、勇み心で晴れやかな表情の壮年者、にこやかに笑顔を浮かべる高齢者――。さまざまな思いを胸に、節目となる第1000期生の修養生活がスタートした。
修養科第1000期の始業式などの様子をご覧いただけます。