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天理人 世界の第一線で活躍する航空エンジン研究者 有澤秀則さん – ヒューマンてんり人


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有澤秀則さん(天理教豊原分教会所属)

学生時代から機械工学が得意で、大学院を修了後、大手重工メーカーに入社した。

結婚を機に天理教に入信。33歳のとき急性小脳炎を発症し、一時は歩行困難になったが、義兄である教会長の懸命なおたすけにより完全に回復。それから心の向きが神様のほうへ向くようになったという。

復職後、ある国家プロジェクトで世界最高難度の航空エンジンのオイルマネジメントを成功させ、その技術論文は、世界最大
級の国際会議の航空エンジン部門で最優秀論文賞を受賞した。

次に、それまで不可能とされてきた航空用ギアシステム内の物理現象解明に取り組んだ。研究は挫折の連続だったが、それを打破したのは、陽気ぐらしのキーワード「感謝 慎み たすけあい」の生き方を実践することだった。その結果、東京大学大学院の工学博士の学位を取得し、先の国際会議で日本人初となる2回目の最優秀論文賞を受賞した。

「どれだけ仕事が忙しくても、教会につながり、教えを拠り所に生活すれば必ず大きなご守護を頂戴できる。これからも、世界中の人が笑顔になれるよう、技術的側面から陽気ぐらしの世界に貢献していきたい」


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