国内外の大会で3選手が好成績 – 天理大学レスリング部
2025・6/11号を見る
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天理大学レスリング部の3選手が国内外の大会で好成績を収めた。横浜市の横浜武道館で行われた「JOCジュニアオリンピックカップ全日本ジュニアレスリング選手権大会」では、U20グレコローマン130キロ級に出場した三宅茂選手(2年=写真右)と同87キロ級に出場した遠藤慶伍選手(1年=同中央)が3位入賞。シンガポールで開かれた「2025東南アジア・招待レスリング選手権大会」では、留学生の陳亞欣(チン・アキン)選手(2年=同左)が台湾代表として出場し、女子57キロ級で3位入賞した。
高校からレスリングを始めた三宅選手。大学進学後、相手が力を入れる瞬間を感じ取り、押すタイミングを見極められるよう意識した組み合いを続けてきた。
今大会は初戦を判定勝ち。続く2回戦も僅差を制し、準決勝へ進んだものの、今度は判定負けとなり、3位入賞となった。
三宅選手は「初のメダル獲得はうれしいけれど、準優勝なら国際大会への派遣も見えていたので悔しい。今後はトーナメントを全力で戦ってもバテない体力をつけていきたい」と話した。
一方の遠藤選手も高校からレスリングの道へ。昨年の「全国高校生グレコローマン選手権」92キロ級で5位入賞。グラウンド技の「ローリング」を得意とする。
今大会は初戦を不戦勝、2回戦は8-0と完勝。しかし、準決勝では全く技を決められず、0-10で敗北し、3位入賞となった。
遠藤選手は「準決勝ではパワーや技術面で圧倒的な差を感じた。足りないところを補えるよう、もっと練習に励み、在学中にタイトルを手にできるように頑張りたい」と語った。
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台湾からの留学生で、国際大会にも出場を重ねる陳選手。「攻撃には自信があるけれど、防御がまだまだなので、低く構えることなどを意識している」と話す。
東南アジア大会は、社会人選手も出場する国際大会。トーナメントを順調に勝ち進んだが、準決勝でベトナム人選手に0-10で敗れ、3位入賞となった。
陳選手は「社会人選手は皆とても強かった。組手の技術やタックルされたときの対応力などを、もっと磨いていきたい」と話した。