昔の恋人のことが頭から離れない – 人生相談
Q. 子育てがひと段落し、日々の生活に物足りなさを感じていました。そんななか偶然、昔の恋人と再会し、彼のことが頭から離れません。かつての恋人を思う気持ちは、どうすれば収まるのでしょうか。(50代女性)
A. 五十路に差しかかり、人生の折り返し地点ですね。娘さんの自立はうれしいことです。親として責任を果たせたはずなのに、なんだか虚しさや物足りなさを覚えてしまうというあなたの気持ちに共感する方は少なくないと思います。
びっくりしたのは、そのタイミングで昔の恋人と偶然にも再会するとは……。心が弱っているときに彼と出会い、懐かしさを通り越して心が傾いてしまったのですね。
あなたにとって「まさかの坂」。人生の分かれ道です。心配しましたが、あなたが彼を思う気持ちを収めたいと相談してくださったことにホッとしました。そうですね。いまの穏やかな幸せは、一日にして成ったわけではありませんよね。
また、あなた一人の頑張りでもなかったはずです。さらには、大きな親心でお育ていただいたご守護の賜物であることにも、あらためて思いを致しましょう。
とはいえ、そんなに簡単に人の心は変わりません。思い悩むときは、どうか「みかぐらうた」を口ずさんでください。多くの先輩も、そうして節を乗り越えられたと聞きます。私にも覚えがあります。きっと教祖が、あなたのそばで見守ってくださっていると感じるはずです。
まだまだ先は長いです。どうか後悔のない人生でありますように。
回答者:吉福多恵子 (濃飛分教会前会長夫人)