第4回「ほこりを払う」 – つながりTalk Room
ようぼくが信仰生活を送るうえで感じる素朴な疑問や悩みについて、編集部が独自の調査を実施。このコーナーでは、さまざまな疑問や身近な悩みについて、読者モニターたちが自身の体験や考えを交えながら共に解決への糸口を探していく。第4回は、「ほこりを払う」にまつわる疑問・悩みについての“つながりTalk”を紙上紹介する。
Q1 心を澄ますために心がけていることは?
忙しかったり、疲れていたりすると、つい愚痴っぽくなって、いつの間にか、ほこりの心づかいをしてしまいます。ほこりを払って心を澄ますために、日ごろから心がけていることはありますか?
(20代女性)
【ANSER】
心に余裕がなくなったとき、寝る前に「おふでさき」を拝読します。教祖のお言葉にふれることで、教祖のご存在を身近に感じ、心が落ち着いてくるのです。もちろん日々のおつとめで心のほこりを払うことも大切ですね。
山田澄江(60歳・本房日分教会教人・埼玉県桶川市)
心のほこりは誰もが積んでしまうもの。どうか自分自身を責めないでください。私の場合は、おつとめやひのきしんに加えて、ほこりの心づかいを教祖にお詫びし、お力添えを頂けるようお願いします。すると心がスッとして、安心感が広がってくるのです。
髙橋ひろみ(52歳・船三咲分教会教人・天理市)
疲れるほど慌ただしい毎日を送れるのは、元気な体をお借りしているからこそ。「かしもの・かりもの」の教えを普段から意識していれば、感謝の心で通ることができると思う。
松村純(48歳・博門分教会長・福岡県北九州市)
私なりの工夫として、愚痴をこぼしたとき、「たんのうたんのう。たんのうは誠」という決まり文句を口にするようにしている。そして掃除をするなど、気分転換をして心をすっきりさせている。
平澤俊一郎(51歳・磐城平大教会ようぼく・埼玉県草加市)
神実様をお祀りしている部屋の壁に、八つのほこりの説き分けを記した紙を張り出し、朝夕のおつとめの際に見て、自身の心づかいを点検している。効果は大きいと感じる。ぜひやってみてほしい。
中村盛彌(75歳・大成分教会大中布教所長・東大阪市)
Q2 はらだちのほこりすっきり払いたい
短気な性格のせいで、日ごろから些細なことで腹を立ててしまいます。自分の中に湧き上がってくる「はらだち」のほこりをすっきり掃除するには、どうしたらいいでしょうか?
(40代男性)
【ANSER】
私もかなり短気なほうだが、親神様は常に見抜き見通しであることを普段から心に留めている。そうすると、人と衝突することがあっても、なぜ腹が立つのかを自分自身に問うことができ、心が治まる。そのおかげか、最近は家族から気が長くなったと言われるようになった。
赤畠誠一(75歳・柿野分教会長・三重県松阪市)
いつ、どんな場面で腹が立つのか、具体的に把握していますか? 腹が立つ自身の心を、立ち止まって分析的に考えてみましょう。そして、おつとめを勤めて、八つのほこりの説き分けを読み、ほこりとは何かを心に治める努力が大切です。
古川真由美(53歳・大野分教会教人・天理市)
腹が立ったとき、八つのほこりの説き分けにある「腹を立てず、天の理を立てるようにするがよろしい」との言葉を思い出す。これには返す言葉もなく、腹を立てていた自分が情けなくなる。
小長谷啓太(46歳・華越一分教会ようぼく・名古屋市)
腹を立てると、周りの人は嫌な気分になる。親神様も「やれやれ」と思っておられるだろう。怒りの感情が思わず出そうになったら、「神様が見ておられるよ。恥ずかしいよ」と自分に言い聞かせてみたらいいのでは。
宮田敦彦(64歳・東川越分教会ようぼく・埼玉県川越市)
自分の理屈を押し通そうとするとき、つい腹が立ってしまうことがあるように思う。意見を衝突させることなく、ほこりを積まないように心がけることも大切だと思う。
坂下寛幸(46歳・釧正分教会長・北海道釧路市)
わたしのオシ面
8月24日号から9月7日号までの3週分の紙面の中から、読者の関心が高かったイチオシの記事をランキング形式で紹介する。
【1位】
ヒューマンスペシャル「エネルギー研究」×「こども食堂」“二刀流”で現代の難渋に向き合う(9月7日号1・4・5面)
厳しい社会情勢が続く時代に、このような素晴らしい生き方を知り、励まされ、感動しました。(70代女性)
【2位】
仲間と友情を育む 夏学生生徒修養会・高校の部(8月24日号1面)
3年ぶりに学修・高校の部が開かれたことは意義深いと思う。これからも、新しい試みを加えながら育成の動きを進めてもらいたい。(70代男性)
【3位】
日本海側の豪雨被災地へ出動災救隊石川・新潟・福井の各教区隊(8月24日号4・5面)
猛暑のなか、被災者のために実動する災救隊の皆さんの姿を見て、勇み心を与えてもらった。(60代男性)
ほっこりトピック
孫の成長ぶりに驚きと喜び
小林利雄(62歳・同慶分教会教人・奈良県広陵町)
夏休みが終わりに近づいた8月末、長女家族が里帰りをし、わが家に泊まった。日中、家の中は3人の孫たちが走り回り、おもちゃが散乱して足の踏み場もない状態だった。
しかし、夕づとめの時間になり、私が「おつとめやで」と声をかけると、すかさず孫の一人が「数取りをするのは当然自分の役目」と言わんばかりに私の隣へ。夕づとめで数取りをすると、翌朝も朝づとめで務めた。
少し会わないうちに、おつとめをするようになった孫の成長ぶりに驚くとともに、信仰が次代へ伝わっていることを実感し、喜びで胸がいっぱいになった。